ポッパ山ツアーに参加しました!
私ら、外国人は10ドルで参加できます。宿で前日までに予約すればOKです。
往復送迎と水、足ふきがサービスまでついてきます。
8時45分、宿へお迎えに上がります、とのことだったが、現れたのは9時15分。
悪びれた様子もないのです。
このようなルーズな点が、この国の発展の足かせになっているんだよ!
総勢8人で出発。私は6人目だったから、その後2人拾ったのだが、揃ったのが9時45分。そこから出発です。10時15分ごろ、トイレ休憩を兼ねて、20分ほど止まりました。お土産屋さんなんだろうが、家族経営のよう。
ウルルン滞在記(古いなぁ。)みたいに、ちょっとしたお宅訪問もできました。
かまどでお米を焚いていたなぁ。地方田舎ってまだまだこんな暮らしなのかな。
お店で売るものと、自分たちの食事を作っていた民家。
奥の鍋はヤシ砂糖作りの作業。
手前の女性の目の前にあるのが、こちらが出来上がった「ヤシ砂糖」。
最初は梅干しかと思いました。
ミャンマーはピーナッツが有名だから、ピーナッツばかり売っていました。
もちろん、ヤシでつくったヤシ焼酎もあったが、誰も買っていなかったですね。
表の通りはバスやらワゴン車がよく通ります。みんなポッパ山へ向かうのだろう。
休憩後、出発。
出発して驚きの光景が。私,後部座席で動画が取れなくてこの写真が限界だったのだが、車が通るたびに、このエリアの住民が出てきてお金をせがむんですよ。
子どもが車の前に飛び出すこともある。
手を前に差し出して跪く老人。ざるを前に出して、ものをねだる老婆。
ものすごい光景。写真がうまく取れなかったのが残念。
終戦直後の日本、米軍にチョコレートやガムをねだる日本人ってこんな感じだったのかな、って思いました。
車は結構スピードを出す。
要は、界隈の住民が車に近づいてこれないようにするため。
でも、止めて何か物を上げている車もいたなぁ。すぐに他の住民がも集まってきて取り囲まれていましたけどね。
まだまだ貧しい国なのでしょう。
11時5分、ようやくポッパ山入口に到着。13時までに戻って来いとドライバーさんの声が飛びます。流れはできています。付いていけばいいのだな。良い天気。歩くぞ!
バガンの南東約50Kmのところにあるポッパ山(標高1518m)。その斜面に忽然と巨大な岩峰が姿を現す。
「タウン・カラッ」
地元の人に古くから信仰されてきた聖地です。
天空の城ラピュタ、みたいと言っている日本人もいたが、私にはそう見えませんでした。
途中、きっとご利益の象徴なんでしょう。人物のモニュメントがいくつかふてぶてしく立っています。
きっと偉い人なんだろう。だから地元の人が熱心に祈っているのだろうが、初対面の私はお笑い芸人のレプリカにしか見えませんでした。
地球の歩き方によると、人気の聖人「ボー・ミン・ガウン」さんとのこと。大好物はタバコ。
結構な人々。地元の人も多いが、観光客も多いです。この山道は途中まで靴で行けます。
道の半分くらいから靴を脱がなければなりません。
仏陀の像はまだ表情はまとも。
参道口にはたくさんの土産物屋さんが軒を連ねています。
売られているものは、数珠やら器やら木彫りやら縁起物のダルマ「ピッタインダウン」など。
土産物屋がなくなったころ、境内に到着。ここでは靴を脱ぎます。
境内入り口から頂上までは約20分ほどかかったかな。ずっと登り階段なので、結構しんどい。
階段の途中にはやたらと猿がいて、いたずらしてくるので要注意!
11時45分ごろ、頂上へ到着。さすが乾季。青空が素晴らしい。
何と言う品の良い色。疲れも吹き飛ぶ。少し青空を見ながら休憩し、山々と会話を交わします。
ナッ信仰の聖地 とあるため、いろんな縁起の良い人が点在しております。
ただ、やたら圧が強い、ボーミンガウンばかり目についたなぁ。
もう竹内力にしか見えん。ファミリーまでいるよ。
ブッダの後頭部を光らせたり、電飾で彩ったりする特徴がアジア諸国では見受けられるけど、私は好きになれません。仏陀が安っぽく見えます。
ね、軽い扱いを受けているように見えませんか?
また一旦、外に出ましょう。こちらの方向は山だけでなく、寺や民家も見えます。
ここが正しい頂上。下手なモニュメントを多数羅列するよりも、これだけで良いような気もします。
この建物の前だけ、ちょっと神聖な気持ちになれました。
記念にドラに触る。結構な大きさ。順番待ちも発生。縁起ものなのか、皆さんよく触っておられました。
ドラの横には金もある。ミャンマーでは寺に行ったら必ず鐘がありましたね。
日本と違うのは、子どもでも突きやすい低い位置にあること。子どもも横にある竹の棒で一生懸命突いていました。私も記念に一突き、ゴーン。
金運アップのスポットもありました。皆さん、熱心にお金を入れてお祈りされていました。
たいていは100チャット。日本円で8円くらい。
さて下って行きましょう。
頂上の散策は20分程度あれば十分。そんなに広くないし。
帰りは余裕もあるので、いちいち銅像に手を合わせて行きました。基本的に旅の無事を祈るためにね。
山はきれいだな。でも青も素晴らしい。
日本ではなかなかこの色はお目にかかれません。このような色に出会うと、暑い国に移住したくなります。
参道には食堂街もあります。
お昼時、皆さんうまそうにモヒンガーを食べていました。
いつ汲んできたか分からないバケツで洗ったお皿に盛られているのを見て注文をやめました。
下りだから帰りは早い。行きは40分くらいかかるが、帰りはその半分でした。
この近くにトイレがあった。チップ制。50チャット。4円かな。ティッシュはもちろんないですよ。
お土産屋もにぎやかだが、誰も買っていません。
と言うよりも、これはミャンマーの地方にある、このような土産物屋を見て思ったのだが、ミャンマー語で声をかけてくるから分からないんですよ。どうも英語ができないらしい。
だから商売が成立しないんだね。観光客もターゲットにしたいなら簡単な単語ぐらい話せないと駄目ですね。
またまた出会ったボー・ミン・ガウン。このおっさん。
1938年~1952年にかけて、ポッパ山の祠で暮らし、数々の奇跡を起こした人でもあるらしい。
ミャンマー人に言わせたら、聖人らしいが、私はやくざにしか見えません。
とりあえずこの施設から学んだこと。ミャンマーでは、仏様も土着のナッ神様も、聖人も、みんな一緒くたにして祀られるってことですね。ほんと御利益あるのかな?