マンダレーから船で行ける街、ミングォンへ向かいましょう。バイクタクシーで交渉。船着き場まで2000チャットで交渉成立。
なかなか英語が通じないから、ミングォンの地図を見せて、ここに行きたいのだと交渉しました。
ほんと、ジェスチャーが一番通じます。走ること10分強、マヤンチャン埠頭へ到着しました。
こちらがツーリストオフィス。
ここでパスポートを見せて船のチケットを買います。船代は5000チャット。
船の時間は9時出発。帰りは12時30分しかない。1日この往復1便のみ。
これに乗り遅れたら、地元の人の船をチャーターするしかありません。
今日はどのようにミングォンを回ろうか。
限られた時間は2時間。地球の歩き方を見ながら作戦会議をしていたら・・・
日本語で声をかけてきた2人組。福岡から来たそうです。
中国の昆明経由でマンダレーに来たつわもの。
昆明の空港では空港泊もしたと話します。
おー、これは仲良くなれそう!
左側がけんちゃん、真ん中が大森君。
ミングォンは3人で回ることにしました。
「風雲たけし城みたい!」
けんちゃんのその台詞、聞き逃さなかったぞ。
同世代決定。
危なっかしい。
船に乗るまで大冒険。
たけし軍団、邪魔してこないよね?
では出発。私たちが乗った船は9時15分ぐらいに出航。スピードはかなり遅いです。
エーヤワディー川は汚いなぁ。
船の上にはミャンマーの国旗。
黄色は国民の団結、緑は平和と豊かな自然環境、赤は勇気と決断力を象徴し、三色の帯にまたがる白星はミャンマーが地理的・民族的に一体化する意義を示しています。
船の中には生活用品もたっぷり。操縦している家族は、この船の中で暮らしているようです。
10時、到着。何台も外国人を運ぶために船が出たが、一番びりでした。
またここでも、風雲たけし城さながらの綱渡り状態で、陸地に降ります。
タクシーの勧誘も多い。振り切って進みます。この方々も必死。
だって大抵の外国人が12時30分で帰ってしまうもの。商売ができるのは2時間限定なんです。
まずはミングォンの入域料の支払いへ。
港近くに支払い場があります。入域料は5000チャット。まずはサットーヤパヤーから参拝しましょう。
川岸にある小さなお寺。川風が気持ち良い。
青空にはやはり白が映えます。
大したデザインじゃなくても賢そうな建物に見えてしまうから不思議です。白、最強。
ミングォンのメインはミングォンパヤー。
そのパヤーを二匹のライオンの像が守っているというが…。
崩れすぎて、岩にしか見えません。
尻の部分はかろうじて。
でもライオンと言われてもなぁ。
尻でかいなぁ。
要は、この二匹のライオンが、お寺を守っていたようですね。
コンバウン王朝のボード―パヤー王が世界最大の仏塔を作ろうとした跡がこちら。
1辺140mの正方形の敷地にある。土台は72m。高さは150m。
完成していたら世界最大級のものになっていたでしょうが、王様が死んでしまい、中断したまま今日に至っています。
王が死んでとん挫するくらいだから王も人望がなかったのでしょう。
1839年に大地震があり、亀裂が入ってしまったため、今は展望台へは上がれません。
修復もする気がないのか金がないのか。
ミングォンパヤーの右隣にあった僧院にもごあいさつ。
この街で有名な坊さん、らしい。
全身、金でコーティング。お笑い芸人の罰ゲームにしか見えません。
このえらい坊さんも、これは望んでいないと思うよ。
次はミングォンの鐘。
中にも入れます。ものすごく声が響きますが、落書きも多いです。けしからん。
記念に一突き。
これはコツがあって、強く突かないと音が鳴りません。
棒もいろんな方が突いているから、先がつぶれてしまっていました。
最後の見どころ、シンピューメェ。
おぉ。。。。。
私の好きな白い建物。
青空の色が濃いから、白の色が際立ちます。形は違うが、ギリシャもこんな感じなのかしら、と妄想を膨らみます。
ではせっかくですから最上階へ上がりましょう。
もちろん靴は脱ぎます。天井が低く、頭をぶつけそうになります。
近づくと、汚れが…。
ここも昨日伺ったマンダレーのクドードォーパヤーのように、この乾季のうちに白を塗り直した方がいいですね。
シンピューメェの裏手には、ガイドブックにも掲載されていないようなパヤーが見えます。
ここで3人は、パヤーも教会と同じで何度も見ていると全部同じように見えてくるな、と言う正直な見解で一致。
観光客の皆さん、思い思いに写真撮影を行なっています。インスタ映え?を狙っているのかな。
大体よじ登って撮影。
さ、12時近くになりました。港へ戻りましょう。
ほんと2時間で回れるこじんまりとしたコースだね。
ここは養老院。
写真の右手にある老人の像に爆笑。分かり易すぎます。
港到着。
12時25分。出航5分前、ぎりぎり。
さて乗り込みましょう。
帰路、けんちゃん、大森君とは旅人あるあるの話や渡航先の情報交換で盛り上がりました。
「タイはいつでも行けますからねぇ」
素晴らしい言葉。なかなか旅人偏差値が高い方とお見受けしましたぞ。
旅行の話だけでなく、お互いに教育界の愚痴を言い合い、どうにかならんかねぇ、何て言っていたらあっという間にマンダレー側についてしまいました。