

ツアー参加でない場合、1人で観光をするとなると足の確保が重要ポイントになります。
1人だとタクシー移動は高いし、かといって徒歩のみの移動は現実的でない。
私の場合、元来ケチと言うのもあり、治安がそこそこ良い国に旅する場合はローカルバスで移動するようにしています。
ただローカルバスは偏差値が高い乗り物であることは確か。
★地球の歩き方みたいな分厚いガイドブックにすら、運行ルートも書いてない。簡単なバス乗り場とバス番号しか記載されていないことがほとんど。だから下調べに時間がかかる。
★時刻表があってないようなもの。(実際に無いものも多い。) ★始発と終点以外のバス停が分からないことが多い。どこに止まるの?? ★もともと地元の人の足の1つであり、観光客向けの乗り物ではないから、行先表示からして、不親切な表記の場合も多い。 |
ペナン島観光もローカルバスを中心に移動しました。バスの掴まりにくい場所だけタクシーを使ったという感じです。
旅人にはとっつきにくい乗り物ではありますが、使用ルートを限定すれば、こんなに安く移動できる手段はありません!
この記事では、実際に私が乗車したバスを紹介しています。バス番号とルートも記載しておきましたので、ペナン島観光の際には活用して下さいね。
ペナン島バスデビューはペナン国際空港から世界遺産の街ジョージタウンからスタート!何と2リンギット(54円)で行ってくれます。
アジアってホント公共の乗り物はみんな安いですよね。感動モノです。
102番のバスで宿があるジョージタウンのバスターミナルまで行ってくれました。バス乗り場は空港を出て一番左のバス乗り場ですよ。

そこで「ジョージタウンまで行くか?」と再度聞き、行くよと言う返事をちゃんともらってから乗車です。このような二重確認はとても大切ですよ!
空港からジョージタウンまでは約1時間。
運転手さんは、写真の通りです。日本と比べちゃダメ。
信号で止まるたびに新聞を読むか、雑誌を読むか、携帯をいじるか。
でもこの運転手だけじゃないんですよね。ペナン島滞在中、いっぱいバスに乗りましたが、たいていの運転手がこんな感じ。南国らしい緩い状態ですね。
よく事故が起きないなぁ。

↑ペナンヒルに向かう際に乗車したバス。運転席の後ろには、運転手の顔写真が掲載されておりました。
ジョージタウンからペナンヒル(ペナン島の景色を一望できる名所)まで行くには、204番のバスに乗ったら2リンギットで行けますよ。
ペナン島ではよく、「Where you from?」と聞かれました。
日本人だよ、日本から来たよ、と答えたら、大体1番前の座席に座れって言われるんですよね。
でもこれも大事です。観光客は後ろに座ってはいけません。
運転手さんの視界に入る席に座りましょう。座れない場合は運転手さん視界に入る場所に立つことが大切です。
毎回、この席にずっと座っていたからか、降りる場所になると、ココだよ、と必ず声をかけてもらえました。ほんとマレーシアの人々は、親切な方が多かったです。

このおじいちゃん。ガーニードライブで、自分がどのバスに乗ったらいいのかわからなかったとき、日本語で助けてくれたんです。幼い頃、日本語を習ったそうです。
ペナン島も日本に統治された時代があり、ジョージタウンの中にもシントラ通り(旧日本街)が残っているくらいです。
幼いころ、日本兵に嫌なこともされただろうに、日本人に対して親切にしてくれたこのおじいちゃんには感謝しかありません。


翌日、空港へ戻る際もジョージタウンバスターミナルから空港行のバスに乗りました。ジョージタウンバスターミナルはごみごみとしていて、いまいちどこからお目当てのバスが発車するのかよく分からない状態です。
宿泊先のご主人が親切な人で、401E、201、202、203,206が空港行きだよと教えてくれたので、それを探しました。
見つけて再度、運転手に行き先を確認し乗車。乗客は私1人で貸し切り状態。
女性運転手もそこそこ緩い方でケータイでしゃべりながら運転。
空港へは45分で到着。だって乗ってくるお客さんもいなかったから。
【まとめ】 ★乗車の際、必ず運転士にこのバスが目的地に行くのか確認しよう。 ガイドブックに書いてあること、インターネットサイトで調べた情報が、現在正しいとは限りません。特に発展途上国の場合、コロコロ変わります。 特にインターネットサイトの情報は、いつ記載されたものなのか、調べた時に必ず日付をチェックしておきましょう。 今回の私のバス情報は、2017年8月現在です。 ★時刻表は見当たらないので、急いでいるときは使用してはいけない。 バス停には時刻表らしきものはあるのですが、その通り来ないです。 ペナン島の場合、ある程度乗客が集まってから発車するという感じではありませんでしたが、あまり時刻を意識していない土地柄と言う印象を受けました。 急いでいるときはタクシーを使用しましょう。流しのタクシーは日本の3分の1くらいの金額で乗車できました。 ★万が一、始発でないバス停から乗車するときは手を横に出してバスを止める。 ペナン島のバスは乗客がいなかったり、下車する客がいない場合、バス停を全部スルーしていきます。バスの止め方は、手を上げるのではなく、横に出して止めましょう。 ★勇気をもって乗客に話しかける。 乗車してから、どこで降りたらよいか分からなくなることってありますよね。ともかく乗客に勇気を持って話しかけましょう。 マレーシアの人々は観光客に対して本当に親切です。私も旅行中、何度となく助けてもらいました。見返りを求めないスマートな人たちが多かったですよ。 |
【ラビットペナン・無料バスについて】
ガイドブックにはペナン島には、ラビットペナンと言う無料バスが走っており、15~30分に1本あるよ、という記載がありますが、あまりあてにはなりません。バス停で待てども来ないことが何度もありました。
無料バスが来て乗車できたらラッキー、くらいに捉えていてよいかと思います。観光客は時間との勝負です。待っている時間がもったいない! 有料バスも日本の4分の1の価格ですから、活用していきましょう! |