添乗員付の団体ツアーを利用してイタリアに行く際、使用されるホテルはたいてい一緒です。
え?と思うかもしれませんが、私も先日イタリア旅行(添乗員付)に行って驚きました。だって日本人とばかり朝、朝食ルームで顔を合わせるんです。
向こうのテーブルはタビックスジャパン(阪急交通社)、あちらのテーブルはクラブツーリズム(近畿日本ツーリスト系)、こちらのテーブルはJTBの団体…。
イタリア旅行も昨日、今日始まったわけではなく、もう何十年と続いているものです。きっと利便性やお客様の声を反映して、日本人向きのホテルをその都度押さえてきていたら、知らず知らずのうちに、どこの旅行会社も同じようなホテルを押さえるようになっていったということだと思います。
それでは、今回利用したホテルを紹介していきたいと思います。もしかしたらイタリア旅行の際、使用するかもしれませんから、ぜひチェックしてみて下さいね。
1.ミラノ:LE MORAN・宿泊税5ユーロ
ミラノ郊外に位置しているホテル。空港と市内のちょうど間という感じです。
そんなに新しくないですが、寝るには十分な機能を備えたホテルです。外はすぐ庭なので、夏場はちょっと虫に注意ですね。
私が滞在した時は、庭に桜が咲いていて、華やかでした。サッカーにゆかりのあるホテルなのか、ロビーはサッカー博物館状態でした。
ここでは出発が早くで朝食を食べることができなかったんです。トリップアドバイザーとかでチェックするとそんなに朝食も悪くない、と書かれているので安心して下さい。
2.ベネチア本島:HOTEL NAZIONALE・宿泊税3・5ユーロ
ベネチア本島の繁華街の中心に位置しているホテル。買い物や観光にとても便利です。ロビーはベネチアンガラスのシャンデリアがあったり、ベネチアンマスクが展示されていました。
このホテルはバスタブがありません。シャワーブースのみです。
一部屋、一部屋、本当に狭いです。立地が良いから良しとしましょう。
朝はシンプルなコンチネンタルブレックファーストです。朝食ルームからは、あまり整理されていない中庭が望めます。
3.カンピ・ビゼンツィオ:WEST FRORENCE・宿泊税3ユーロ
フィレンツェ郊外に位置しているホテルです。翌日に向かうピサの斜塔の観光には便利なホテルなのか、日本人のみならずいろんな国の団体客でロビーはごった返していました。
このホテルから徒歩1分のところにスーパーマーケットがあり、私はここで生徒さんへのお土産を購入しました。ともかく、ここのスーパー、物価が安い。バラマキ土産を買うなら、ココです。
このホテルで注意しなければならないのは、バスタブです。ともかく滑り止めがないから、バスタブの中がつるつる。私も何度も滑りました。宿泊される際は十分に注意して下さい。
部屋はベッドを3つ入れても十分な広さが保てる空間があり、ゆったりと過ごせます。
ただ、ここはWi-Fiが有料ですので注意して下さい。
朝食はコンチネンタルブレックファースト。ヨーグルトとパンがおいしかったです。
4.ナポリ:MONTESPINA PARK HOTEL・宿泊税3ユーロ
ナポリ市内から30分ほどの郊外にあるホテルです。南イタリアのナポリは治安が悪い場所としても有名です。このホテルも日本の団体ツアー客と多く顔を合わせました。
昔ナポリ中心部にホテルを取っていて、お客さんが夜遊びに出かけて、何か事故でも起きたのかもしれませんね。このホテルのそばには、カルフールという大型スーパーしかありません。
このホテルは本館と新館があり、本館はシャワーブースしかついていません。私が宿泊したのは新館の方。ロフトスペースがあり、天井も高く、快適に過ごすことができ両親も大喜びでした。
朝食はほどほどに充実していました。野菜や肉類もあり、フルーツもありました。イタリアのクロワッサンは砂糖がまぶしてあるのが多かったですね。
5.ローマ:ROME MARRIOTT PARK HOTEL 宿泊税6ユーロ
ROME MARRIOTT PARK HOTEL公式ホームページへ
ローママリオットパークホテルはローマ市内と空港のちょうど中間にある大型ホテルです。ローマ市内は観光バスが入れない道も多く、団体客はこのような郊外の大型ホテルに宿泊することが多いようです。空港に近いというのもポイントですよね。
大手のマリオットというだけあり、フロントロビーが豪華です。
そつなくシンプルにまとめられている点はさすが大手という風格を感じます。
バスルームにシャワーカーテンがなかったのは驚きましたが、水圧も強くないからちょうど良いのでしょうか。(笑)
イタリアのホテルのバスルームにはたいていあります。これは緊急の際に引っ張ると、外に知らせる仕組みになっています。
朝食ルームも開放的で素敵。品数も豊富で何を食べようか迷ってしまいます。で、ついつい取り過ぎちゃうんですよね。(笑)
朝食ルームからは外に出ることができます。素晴らしい朝日を眺めることができますよ。
ちなみにこの建物の横には、TOYOTAの工場がありました。
さて、私のイタリア旅行での宿はミラノ⇒ベネチア⇒ピサ⇒フィレンツェ⇒ナポリ(カプリ島+アマルフィ+ポンペイ)⇒ローマと回ってきたのですが、写真を見て、皆さんは何かに気づきませんでしたか?
そうです。だんだん、宿のクオリティが上がってきているんです。
このやり方は日本の旅行会社はとても多いです。最後の都市の宿を特に豪華にするやり口。
これを我が家ではJTB商法と呼んでいます。(JTBが初めにやり始めたから。)
「終わり良ければ総て良し」ではありませんが、長期旅行の団体ツアーの場合、特にこのような方法でリピーターを獲得する旅行会社も多いのです。
以上がイタリア旅行で使用したホテルです。皆さんがイタリアへ行かれる時も、きっと最低どれか1つは重なるホテルがあるんじゃないかなと思います。ぜひ参考にしていただけたら幸いです。