どこの旅行会社のランキングを見ても、常に上位なのがイタリア旅行ツアー。本当に日本人はイタリアが好きなようですね。私は3月にイタリアを旅してきたのですが、中国人よりも日本人との方が多くすれ違いました。
一生のうち、1度は行きたいと思っていらっしゃる方が多い魅力的な国イタリア。でも、治安が悪そうだな。友達同士、夫婦だけじゃ、怖いな。そう思いためらっていらっしゃる方々も多いのではないかと思います。
そこで今回提案したいのは添乗員付きツアー。添乗員が日本の空港から同行してくれるので、初めての海外旅行でも安心。私もイタリア旅行は治安の面を考慮して、添乗員付きのツアーで行ってきました。体験してみて思ったことは…
≪メリット≫
- あらかじめすべての施設が予約されている。
- 待ち時間がほとんどない。
- 要領よく安全に観光ができる。
- 添乗員さん付きで安心。
≪デメリット≫
- その分、価格がちょっと高い。
- 自分のペースでは回ることができない。(もうちょっと長く滞在したい!ができない。)
お値段に関しては、今回は60過ぎの両親も連れていたので安全第一でしたから、致し方ないかなと思っています。でも、添乗員付きツアーで行くと世界遺産などが、順番待ちなしで効率よく見学することができるんです。
今回は添乗員さんのおかけで無駄なく要領良く見学できた、オススメ観光名所を6か所ご紹介したいと思います。
1.ミラノ:サンタマリア・デッレグラッツィエ教会・最後の晩餐
ミラノ観光の目玉は、何と言ってもレオナルド・ダ・ヴィンチの最高傑作「最後の晩餐」の鑑賞です。必ず学校教育でも取り上げられる名画ですね。
この名画はミラノ市内にあるサンタマリア・デッレグラッツィエ教会で鑑賞することができます。ただ予約制で、1回25人まで、15分の鑑賞となっています。旅行会社などを通さないで個人で予約にチャレンジされる際は、こちらのサイトを参考にしてみて下さい。予約は3か月前から可能です。
私は9時30分の予約の回でしたので、この教会には9時10分ごろに到着しました。
日本の団体ツアーはどこの観光名所も1番乗りが多いです。だからホテル出発も早い。
一例を出すと、6時モーニングコール⇒6時45分部屋の前にスーツケースを出す(私たちが朝食を食べている間に、ポーターさんがスーツケースを観光バスに乗せてくれます。)⇒6時45分~7時30分の間に朝食⇒7時45分ホテル出発。
ですので、時差ボケがなかなか治らない方は、初めの方は時差が発生する欧米旅行は結構、辛いものがあります。
バスを降りて、5分ほど歩くと教会が見えてきました。イタリアの場合、どこの都市も細い道がばかりで、名所前まで大型観光バスが入れないことが多かったです。
バスの停留所から歩いて名所まで行くことが多いので、覚えておいてくださいね。
教会を正面にして、その左横にある小さな建物の中に、「最後の晩餐」の絵が展示されています。この建物、もともとは、修道院の食堂だったところ。「最後の晩餐」は食堂に描かれていたのです。
9時25分、入場です。待合場はリフォームされて大変きれいですが、わざと昔の名残も、要所、要所に残されています。
戦争などで被害に遭ったこともあり、その時代の写真も展示されています。
きれいに整えられた中庭を眺めること数分、いよいよ食堂へ入場です。中は作品を守るため空調管理までされている状態で、その中に入ると、15分間は外に出られません。一旦出てしまうと、中に戻って来られない仕組みなんです。
凛とした空間の中にたたずむ最後の晩餐の画。
レオナルド・ダ・ヴィンチがわずか3年で書き上げた傑作は、見る者に心地よい緊張感を与えてくれます。
第2次世界大戦では、隣にある教会は損壊したのに、この画だけは奇跡的に被害を免れたとのこと。奇跡の作品ですよね。画の下には扉の後があります。ここには画が描かれた後、扉が作られてしまったそうなんですね。
作品よりも実用性を重視した時代があったんです。扉跡の部分にはイエスキリストの足が描かれていたそうです。その足は、近い未来自分が十字架に架けられることを暗示していたかのように、クロスされていたそうですよ。
「最後の晩餐」は遠近法により奥行きがあるような錯覚を産み出すことに成功しています。その点がどこにあるのか長い間不明でしたが、修復の際、キリストのこめかみに釘痕があることが判明しました。
画の近くには、この画に描かれている人物名が書かれたパネルが展示されています。
天井が高い食堂。この絵を見ながら修道士の人々は、何を思い食べていたのでしょうか。
「最後の晩餐」の向かい側には、ジョヴァンニ・ドナト・モントルファーノ(ジョバンニ)の「十字架上のキリスト(キリストの磔刑)」が描かれています。
キリストは当時、他の盗人たちとともに磔にされました。キリストは槍で両脇から刺されたとかではなく、磔にされたときに釘で打たれていますから、そこから流れ出てくる血が原因で亡くなりました。
15分はあっという間に終わります。
食堂を出るとお土産屋さんにつながっています。そこでは、「最後の晩餐」グッズというよりは、レオナルド・ダ・ヴィンチグッズがいっぱい売っています。でもちょっと強気な値段。売上金は、この施設の維持費に回されているのでしょう。
やはり名画はじかに自身の目でしっかり見ていただきたいなと思います。資料集などで目にすることもできますが、臨場感も違いますし、作品が持つパッションも直に感じ取ることができ、感動もひとしおです。
ぜひ鑑賞してきて下さい。
施設名 | サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会 (Santa Maria delle Grazie) |
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行き方(3通り) |
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休館日 | 毎週月曜日、1月1日、4月25日、5月1日、12月25日(予約センターも同じ) |
入館時間 | 8:15~18:45(当日予約の方は朝一番に行きましょう!) |
入場料金 | 12ユーロ |
その他 |
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公式サイト | http://www.cenacolovinciano.net/ |
予約 |
予約センター(個人で行かれる方は、インターネットからの予約の方が便利!) (+39) 02 92800360 月~土:8:00~18.30 |
2.ベネチア:ゴンドラ遊覧
水の都ベネチア。網目状にベネチアを縦横に走る小運河をゴンドラで遊覧したい!と思う観光客も多く、いつもゴンドラ乗り場には行列がついています。
私は旅行会社の事前予約があったので10時30分からスムーズに乗船することができました。
乗り場は各所にあります。緑の看板に「GONDOLE」と書いてあるのが目印です。運行ルートが決まっているため、基本的に、ここに行きたいという希望は受け付けてもらえません。乗船時間は30分です。
≪主な乗り場≫- ホテル・バウアー前
- ハードロックカフェ前(私はここから乗船しました。リアルト橋近くまで行ってくれるからおすすめです!)
- ホテル・ダニエリ前
ゴンドラは6人乗りまで乗れて80ユーロです。追加は20分で40ユーロ。何かゴンドラ上で、歌や楽器演奏をしてもらいたい場合は120ユーロが必要です。
私たちは別途何も求めなかったので、このゴンドリエーレ(船頭さん)は、ブスッとした表情で、黙々と船を動かしてくれました。途中知り合いのゴンドリエーレと5分くらい夢中になって話していましたね。
イタリア語だったから何を話していたのか分かりませんが、楽しそうだったから仕事の愚痴じゃないでしょう。ちなみにカジノで有名なラスベガスやマカオには、このベネチアをモチーフにした「ベネチアン」というホテルがあります。
このホテル内でもゴンドラに乗れますが、ゴンドリエーレはたいていがフィリピン人です。ご承知おきください。
乗船して15分ほどすると、折り返し地点のリアルト橋が見えてきます。この大運河にかかる大理石のリアルト橋は非常に絵になるスポットです。橋の上からの景色も抜群です。
大運河を5分ほど走ると、また細い小運河に入っていきます。こちらは元の道とは違うルート。帰り道はこのベネチアの地に住む、住民の生活が垣間見えました。
ぴったし30分の遊覧を終えてハードロックカフェの前に戻ってきました。下船場に帽子があり、そこにチップを入れる仕組みです。
もしかしたらゴンドリエーレによるのかもしれませんが、チップの要求はなかったですね。その実にスマートな姿に逆に好感を持ちました。
ゴンドラ遊覧に関しては、個人で行くと、その場でゴンドリエーレと価格交渉からスタートします。中には吹っかけてくるゴンドリエーレもいますから注意しましょう。
価格交渉が苦手な人はちゃんとツアーに申し込まれた方が良いと思います。繫忙期はディズニーランド状態になることもありますから、覚悟しておいてくださいね。
3.ピサ:ピサの斜塔
ピサも日本人に大人気の観光名所です。でも日本人は並んだり、もみくちゃにされるのを嫌うので、団体ツアーではやはり早出。7時45分にホテルを出発し、現地駐車場へは8時50分到着。
まだシャトルバスも動いていない時間なので、歩いて斜塔まで向かいます。帰りは、シャトルバスが運航していたので駐車場まで乗っていくことができました。
9時、現地到着。12世紀に建設されたロマネスク様式の最高傑作として名高いドゥオーモ、洗礼堂、斜塔など白亜の美しいモニュメントが私たちを迎えてくれます。
ピサの斜塔へ上るのは予約制であり、私たちは10時からでしたので、
それまでは周辺を観光します。
ドゥオーモ。十字架の建物の内部には、美術品の数々も多数収められています。
基本的に添乗員同行ツアーだと、たいていの都市には現地ガイドさんがいます。
この時も現地ガイドさんがゲートで待っていてくれて、私たちが斜塔に登るまでの時間、この建物群の解説をしてくれました。
でも解説はすべて英語。添乗員さんがすべて日本語に訳して私たちに伝えてくれました。添乗員の仕事は本当に大変ですね。
この建物の扉には、聖母の生涯などが繊細なタッチで描かれています。
クーポラの頂上には、洗礼者ヨハネの像が立っています。
ドゥオーモの真正面に立つのが洗礼堂。この建物は珍しくて、ロマネスク様式とゴシック様式がミックスされたものなんですね。
時間がなくて中は見学できませんでしたが、この中にある説教壇の上部パネルには、「キリストの降誕」「キリストの磔刑」「最後の審判」などが刻まれているそうです。見たかったなぁ。
予約した時間に近づいてきました。黄土色の建物の中にロッカールームがあるので、そちらで手荷物を預けます。ピサの斜塔へはカメラくらいしか持ち込めません。
5分前くらいから斜塔入り口で待機し、ぴったし10時に登頂スタートです。階段数は296段。螺旋状の階段は、目が回ります。
階段の踊り場で休憩を取りながら、ゆっくりと上って行きます。展望台は2つあって、10分もかからず1つ目の展望台には到着します。そこからさらに細くなった階段を登って行くと、メインの展望台に行ける感じです。2つ目の展望台へ行く階段はすれ違いも難しいほど細い階段です。
塔の中央部分には鐘もあります。ここが撮影スポット。ぐるっと塔を一周した後、軽く休憩して、皆さん、ここでまずは写真撮影をしていました。
この展望台からは、かつて海洋共和国として栄えたピサの街を見下ろすことができます。赤煉瓦の屋根は本当に美しい。夢中でシャッターを切ってしまいます。
実はこの上にも展望台があります。(旗が立っている)
私の時は修復中だったのか上れませんでした。そこに上がると、目視で傾きが確認できるそうです。
塔の滞在時間は30分と決められています。もう少しピサの美しい街並みと対話していたかったですが、泣く泣く降塔。斜塔の1階部分は斜塔に関するミニ博物館のようになっていて、興味深いですよ。
集合時間までまだ時間があったので、斜塔を見ながらジェラートを食べておりました。ここのジェラート屋さんもおいしかったですね。ジェラートの種類が分からないときは、カラーで伝えるといいですよ!
後、斜塔と記念撮影に興じている人も多かったですね。我が家も挑戦しましたが、失敗。難しいです。観光客の数も多いですしね。ドゥオーモ南側の道あたりからがベストポジションですよ。
個人で行かれる方は、この広場から30分ほど歩いたところに鉄道が走っているので、電車が便利です。斜塔はインターネットからの事前予約が必須。こちらについてからチケットショップで買っていたら、待ち時間で、1日を無駄にしてしまいますよ!
4.カプリ島:青の洞窟
一か八かの観光地、カプリ島・青の洞窟。だってカプリ島に行ったとしても青の洞窟に入れるかどうか、保証はないんですもの。
私が訪れた3月下旬は、行ける確率が35%(平均)。この日のみの確率は51%とあって、祈るような気持ちでフェリーに乗り込みました。
ナポリの港から50分くらいでカプリ島に到着。青い空と青い海は広がっているから、大丈夫じゃない?などと話しているうちに到着しました。
港に到着後、添乗員さんに急かされるように、小走りで次は小型ボードに乗り込みます。そうです、青の洞窟に行けることになったんです。
NGの場合は、港を見たら一目瞭然だそうです。20人乗り位の小型ボードに乗り換え、いざ、青の洞窟へ!海もだんだんとエメラルド色に変わっていきます。20分ほどの乗船で、青の洞窟入り口に到着します。
ここからさらに5人が定員の小型の船に乗り換えます。天候が悪く、波が高いと、この船が転覆してしまう恐れもあります。洞窟入り口を見て、波が高いと入れない理由もよく分かります。
ちなみに船が出港してくれない場合は、この写真の右側に階段があるのが分かりますか?ここまでバスで来て、降りてきて青の洞窟の入り口付近を覗くというツアーに変更になります。
さて自分たちの番が来ました。小舟に乗り込み出発!イケメン船頭さんは日本語が上手。洞窟に入るときなど、日本語で
「頭、気を付けて!」
「低く!低く!」
と声掛けをしてくれます。これくらい話せるようになるほど、日本人がよく来るのでしょう。
洞窟に入って、小舟の数にびっくり。あほほど浮かんでいます。洞窟内ではノリのいい船頭さんが「サンタルチア」「帰れソレントへ」など、おなじみのイタリア歌曲を歌ってくれています。
私は運よく帆先の方に乗船できたので、きれいな写真がいっぱい撮れました。ほんと、青の洞窟のパスタソースと同じ神秘的な色。
洞窟内は奥行き54メートル高さ15メートルの空間が広がります。水中に伸びている穴を通して水面から洞窟全体が紺碧の光を帯びて神秘的な雰囲気を演出。海面がきれいな青に輝くのは午前中ということ。
私の青の洞窟到着時間は13時近くだったので、そりゃ、添乗員さんも急かしてここまで連れてきますよね。
洞窟内の滞在時間は5分。短いな、という印象もありますが、仕方がありません。入れただけラッキーと思い、船頭さんに1ユーロのチップを渡し、下船しました。
カプリ島の港へ戻る際、面白い光景に出くわしました。私たちの小型ボードに先ほどの小舟の船頭さんたちがロープで船を括り付けて、一緒に港に戻る光景です。
自動運転状態の船頭さんたちは、小舟の上で携帯をいじってリラックス。船頭さんたちも今からランチなのでしょうか。
港到着後、ランチを済ませ、そのあとはフェリーの出向時間まで自由時間。カプリ島の美しい街並みを散策しながら、お土産品を購入しました。面白かったのが「レンタルスクーター」があったこと。
「レンタルサイクル」や「レンタカー」はよく見かけますが、私、初めてレンタルスクーターを見ました。
私はこの島で、念願の「ブッラータチーズ」をゲットできました。南イタリアに行ったら絶対食べたいと思っていた一品です。
ブッラータとはブラッタやブラータとも呼ばれるイタリアのフレッシュチーズで、巾着状のチーズの中に生クリームと柔らかいフレッシュチーズが閉じ込められています。
ブッラータの言葉の意味はイタリア語で「バターを入れた」という意味。1個500円くらいでゲットできました。ただ残念なのは、賞味期限が24時間~48時間しか持たないこと。即その場で食しました。
モッツアレラチーズよりもっと柔らかく、ほんと、その名の通りバターのような濃厚な味がしました。日本でなかなかゲットできないのが残念です。とても美味しいチーズなので、もし南イタリアに行かれることがあったら、ぜひ探して購入してみて下さい。南イタリアなら、たいていのチーズ屋には売っていますよ。
カプリ島はレモンの島。レモンジュースが試飲できるスポットがあったり、顔と同じサイズのレモンが果物屋さんに並べられていたりと、見た目にも明るく爽やかな街並みが広がっています。お土産の種類も充実しています。
ぜひ南イタリアに行ったら、カプリ島まで足を延ばしてみて下さいね。
5.アマルフィ:エメラルドの洞窟
アマルフィに行く途中に立ち寄るエメラルドの洞窟。いろんな国の観光客が訪れるのか、入り口には各国の挨拶が書かれております。エレベーターで洞窟入り口まで降りていきます。
そこで20人乗りに乗船。今回の船頭さんは日本語が堪能なお兄さん。よく日本人も訪れるのでしょう。「いらっしゃいませ」の札もあるくらいですし。
日本の歌をよく知っていました。
さて、クルージングですが、海面にぽっかり口を開けた洞窟の入り口から射し込む光の深い緑色がとても綺麗。天井には鍾乳石をライトアップした場所が何か所かあり、なんとも幻想的な雰囲気を演出してくれます。
乗客みんなが見られるように、いろいろと船頭が向きを変えてくれる気遣いはうれしいですね。途中からは船頭が緑色の水面を叩いて、緑色の光の反射を見せてくれます。水面がユラユラ揺れてとても綺麗でした。
約10分程度のクルージングです。だって狭いもん。青の洞窟より、長いですが、私は前日に見た青の洞窟の方が好きですね。感動しました。こちらは非常に光の演出や色に、人工臭さを感じてしまうんです。
船頭が ユーモラスに「頑張れニッポン、頑張れ船頭」と掛け声をかけて、盛り上げようとする姿勢には好感が持てましたが、過度のチップ要求(チップの歌まで歌う)行為には辟易。
おそらくですが、青の洞窟に入れなかった時の保険として、お客様をなだめるために、日本の旅行会社が組み入れている観光地ではないかと思います。だって、似ていますもん。(笑)
最後には水面に沈んだマリア像を見せてくれます。これも後付けで作ったんじゃないの??と穿った見方をしてしまうのは、私の心が腐っているからかもしれません(笑)
一番美しいなと思ったのは、クルージングを終えて、洞窟から出てきたときに見た、海の景色。
青の洞窟に入れなかった時は、こちらを検討しても良いかもしれませんが、入れた時は無理してこなくても良い場所だと思います。
~個人でエメラルドの洞窟に行かれる方は、こちらを参考にして、訪れて下さい。~
入場料 |
5ユーロ+チップ1ユーロ *オープン時間は現地にて要確認(見ることができない日もあります。) 開場時間等のインフォメーション電話=(+39)089-871107 E-mail=info:amalfitouristoffice.it |
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アクセス |
船が一番便利かと思います。 アマルフィの港から、3~11月に毎日運行しています。 船の料金:往復10€(入場料含まれていません) 出発時間:9.40、10.40、11.40、12.40、14.00、14.40、15.20 |
6.ローマ:コロッセオ
世界遺産、イタリアの首都ローマのコロッセオ。ローマに来て、行かない人はいないと言われる観光名所です。
古代ローマ帝国の皇帝、ウェスパシアヌス帝(9~79年)が建てさせたもので、西暦80年に完成しました。
正式名称は「フラウィウス朝の円形闘技場」と言います。近くにネロ帝(37~68年)の巨像があったことに由来して、コロッセオと呼ばれるようになり、英語で競技場を意味するコロシアムの語源ともなりました。
建物の規模は、周囲が527m、高さ48.5m。近くにはコンスタンティヌス帝の凱旋門とフォロ・ロマーノがあります。コロッセオのチケットを持っていたら、無料でフォロ・ロマーノに入場できます。ここも予約制の施設。
私たちの入場は10時30分なので、それまで周囲で撮影をしたり、現地ガイドさんによる解説を聞いたりして過ごしました。ヨーロッパのツアーでは、都市ごとにガイドさんがつく場合が多いです。
添乗員さんは、この現地ガイドさんと協力しながら、ツアー客にサービスする感じです。昔のコロッセオには屋根もあったみたいですよ。
さて10時30分、入場です。1つ1つの階段が高く、上るのも一苦労。中には模型があったり、銅像がむき出しのまま展示されています。ゲートをくぐり少し先へ進むと、右側にオーディオガイドの貸し出しカウンターがあります。
日本語の音声ガイドもあり、料金は5.5ユーロで借りられます。
※デポジットとしてパスポートを預ける必要があり。
こちらが5万人を収容していたコロッセオ内部とアリーナの現状です。地下部分が露出していますね。かつては動物の檻などもあって、昇降機を使って動物や、舞台セットなどを地上へ運んだそうですよ。
コロッセオは観光客の数もすごいですが、スリの数も多いので有名。入場料を払っても元が取れるくらい仕事ができるので、出稼ぎに来ているそうですよ。注意しましょう!
コロッセオの一番上の席からは、フォロ・ロマーノやパラティーノの丘が見えます。
私も自由時間の時にフォロ・ロマーノに行ってきましたが、こちらも壮大な古代遺跡でした。大変お勧めです。
コロッセオの内側と外側の間にある廊下では、昔の映像の放映が行われていました。ミュージアムショップもありますよ。
内部の1周は15分ほどなので、見学にはそんなに時間はかかりません。遺跡の保存状態も良いコロッセオ。
ローマに来たらぜひ、足を運んでみて下さい。
ただ、どの施設もイタリアは日本ほどバリアフリーが整っていない国です。エレベーターもない施設も多いため、足の不自由なお客様は、観光そのものを断念しなければならない場合も出てきます。できたら若く元気があるうちに、イタリアを巡ってきて下さい。
~個人でコロッセオに行かれる方は、こちらを参考にして、訪れて下さい。~
アクセス |
≪メトロ≫ メトロB線Colosseo駅から徒歩1分。ローマ中心部のTermini駅から2駅で便利。 ≪バス≫ バスは51、75、85、87、117、118、N2番のColosseo停留所下車。トラムは3番。 |
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チケットの入手方法 |
①オンラインでチケットを予約する
②ローマパスをGETする。
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