昨年の年末年始に行ってきたのは、パリ。そう、同時多発テロがあった都市です。
予約したのは、2015年11月の初め。飛行機とホテルを押さえ、さて地球の歩き方でも買って予習しなきゃと思っていたら、これが起きてしまいました。
両親や友人らには止めなさい、とかさんざん言われました。
でも、人間死ぬときは分かんないんだから~と、そのまま旅行代金を支払ったんですね。そしたら、11月24日、次はこれが起きた。
トルコとシリアの国境付近で、ロシア空軍のSu-24戦闘爆撃機がトルコの領空を侵犯したとして、トルコ軍のF-16戦闘機に撃墜され、シリア北部に墜落した事件が起こりました。
これには私もちびる様な思いをいたしました。と言うのも、押さえた飛行機がターキッシュエアラインだったからなんですね。
なぜターキッシュにしたのかって??だって安いから。
年末年始の旅行代金ピーク時にもかかわらず、大阪⇔パリ(トルコ乗り換え)往復で60000円也。
そして口コミサイトなどを見ると機内食もめちゃめちゃうまいと評判だし、ABロードでの2015年度機内食ランキングでも堂々の第3位だし。機内サービスも良好だし。
先輩教諭や管理職からはやはり、取りやめたらどうかと学校冬季閉鎖期間直前まで言われました。
だって、大阪からイスタンブールに行くとき、思いっきりロシアの上空を横切るんですね。
この時ばっかりはどーしようか悩みましたが、出発まで60日を切っており、キャンセル料金が10万円以上取られる羽目になるということを聞き、心を決め(命とどっちが大事やねん!という突っ込みはしないで!)、学校には、海外渡航書を提出し、(教師はこういうのを出さなきゃならないのです。
でもこういう書類を出すから職員に知れ渡り、お土産を買って来なきゃならない羽目になるんですよ。こういう書類は本当に要らんといつも思う。)
「万が一、死んでしまいましたら、3学期の授業をお願いします。」
と教科主任に伝え、12月29日、関西国際空港より旅立ちました。私は12月29日から1月5日まで旅行に行っておりました。
ぜひこの時期だからこそ、勇気を振り絞ってパリに行ってほしいという体験をいくつかしてきましたので、ここからいくつかの6つポイントにまとめてご紹介したいと思います。
1.ターキッシュエアラインでパリへ!
冒頭、申し上げましたように、私は値段に惹かれて、ターキッシュエアラインに搭乗いたしました。
事件があったから日本人はいないんじゃないか?とは思っていましたが、経由地のイスタンブールまでは結構日本人が搭乗していたんです。
お話を伺ってみると、年末年始をトルコで過ごされる方ばかり。私、とりあえず社会の教師をしておりまして、仕事柄なるべく意識してニュースなど見ております。
たびたび報道されるISの動きなど見ておりますと、とてもじゃないけど、シリアの近隣であるトルコなんかは、今、旅行で滞在できないわ~なんて思っておりましたが、西日本の方の中には、それはそれ!と捉え、年末年始をトルコで過ごすという奇特な方もいらっしゃるのですね。
いろんな意味で、勇気を頂きました。


搭乗すると、すぐにアメニティが配られます。ターキッシュエアラインはリップクリームまで入っているのが特徴。女性に優しい心遣いです。
私はこの中に入っているスリッパを毎度、海外旅行ではホテルの室内履きに使用しております。これは便利ですよ。最終日にホテルに捨ててくることができますしね。


ターキッシュエアラインでは
「チキンORベジタブル?」
とキャビンアテンダントさんに聞かれます。
これはイスラームに配慮した機内食を提供しているから。チキンの方を選んでも、ハラル対応されている徹底ぶり。
味は評判通りのおいしさチキンもシューシーでとてもおいしい。毎回、温かいパンとベビーチーズがつくのもうれしい。一番おいしかったのは、チキンカレー。
ココナッツ風味で軽くスパイスの効いた辛くないカレーでした。思わずお替りしたくなるくらいおいしかったです。
ドリンクはターキッシュエアラインオリジナルドリンクである、ミントレモネードをリクエストしていました。
とてもさっぱりとした味わいで、スポーツドリンクみたいな感じ。乾燥した機内にはぴったりな飲み物です。
イスタンブール⇔パリの往復には誰も日本人はいませんでした。私しかいなかったから終始チャイニーズと間違えられ、キャビンアテンダントさんには、
「にーはお」
と笑顔で声をかけられサービスを受けておりました。
機内サービスも機内食も満点なくらい素晴らしく、もう1度利用したい飛行機ではあるのですが、1つだけきつかったのは隣の席に座った中東の方の体臭。
一生懸命香水を付けているようだけど匂いがトイレの芳香剤臭なんですよ。
落ち着かない香りで、行きの機内では、ロシア上空を飛んで切る緊張感も相まって、一睡もできませんでした。流行りの香りなのかしら。
2.派手な装いで混雑する観光地を巡ろう!


冬場の旅は、やはりダウンコートが必須アイテムではありますが、今の時期のような厳戒態勢でなくても、ヴェルサイユ宮殿などの人気観光地は、目立つ装いで!と言うのがポイントになります。
今回の旅ではパリから離れるヴェルサイユ宮殿とモンサンミッシェルだけ、ツアー参加をしました。
結局のところ、派手な装いをしておくと、私が迷子になった際、ツアーガイドの方が見つけやすいという利点があるのです。
私のダウンコートはマリリンモンローの顔がプリントされた柄。このコートを着ているとホテルマンにも
「ボンジュール、マリリン!」
と声をかけられ、すぐに覚えてもらえました。私だけでなくこのような装いの方がちらほらいましたよ。


テロ直後とは言え、ヴェルサイユ宮殿はイモ洗い状態でした。チャイナとコリア、そして中欧エリアの方が多かったです。
特に高校の世界史資料集にも掲載されている、ナポレオンの戴冠式の絵の前や、マリーアントワネットのベッドの前は記念撮影をする人でごった返していました。


極寒を覚悟して行ったモンサンミッシェルは、大幅に予想が外れ何と11度。


暑くてダウンコートを脱いで見学したくらいです。晴天にも恵まれ、シャッターを切る手が止まりませんでした。
私が行ったのは大みそか。修道院でもあるこの場所、スタッフさんはミサの準備で忙しそうでした。
私は日帰りツアーでしたが、年越しをモンサンミッシェルで過ごす人も多く見受けられました。
この地はパリから随分と離れているからか、セキュリティーチェックがとても緩かったです。


3.夜間開放日にルーブル美術館へ!
ルーブル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、ポンビドゥーなど、パリにはあらゆる美術館、博物館が点在していますが、パリで一番観光客が押し寄せるのは、どの季節であってもルーブル美術館です。
私はこの美術館へ夜間開放をしている水曜日に訪れました。夜間開放日は21時45分まで開いています。
警備が厳重な時期のせいで昼間だとセキュリティーチェックに2時間もかかる美術館ですが、夜間はものの3分で入れるのです。
(事前にミュージアムパスというものを空港で買っていたせいもあります。チケットがない場合は、30分は待つことになるかな。※ミュージアムパス4DAYS56ユーロ←私が買ったもの。2DAYS、6DAYSなどもあります。空港以外でも駅などでも購入可)
ミロのビーナスもハンムラビ法典も結構きれいな形で(よは、客があまり映り込まない)撮影することに成功。
唯一混んでいたのは、モナリザだけでした。


ドラクロワの絵画もイギリスに戦利品として押収されている古代エジプトのタニス大スフィンクスもゆっくりと鑑賞できました。
私は世界史も指導しているので、やはり生の感動はとても大切です。授業に還元していかなければなりません。
この時期、おそらく今でもパリはピリピリしています。だから警備も入館の際の検査も長い時間をかけています。
限られた時間で効率よく回るには、このように夜間開放日をチェックして伺うことも大切になってきます。


4.兵隊さんと共に観光地を巡る!
今のパリは、先進国の中では一番緊張感が張りつめている都市と言えると思います。
特に私が訪れた年末年始はたくさんの人が集まると予想された観光地に、銃を構えた兵隊さんが3~4人のグループを組んで警備にあたっておりました。
手にはライフル銃。中には女性の兵隊さんの姿も拝めました。迷彩服に身を包み、早朝から深夜まで。シフトを組んで警備にあたっています。
多くの観光客が集まる、ルーブル界隈、エッフェル塔界隈、シャンゼリゼ通りは多くの兵士たちとすれ違いました。
特にポンビドゥーに向かう際に通った通りは、テロが発生した区域に近いとあって、観光客の数より兵士の方が多いと言ってもいいくらいでした。


兵隊さんの写真を撮るときは、自撮りをしているように撮影するのがポイント。
ことに今回は1人旅でしたので、その方法を使いました。銃を構えた兵隊とすれ違う時、やはり緊張が走りました。
誤射されたらどうしよう・・・とか不安が過ったりとか。
銃に対して恐怖心が薄い観光客は、このように兵隊さんに観光案内をしてもらったり、地図を広げお勧めのスポットを聞いたりしてコミュニケーションを取っていましたが、私はとてもじゃないけど遠目から拝むだけ。
やはり本物の中が迫力が違いますもん。それもどんな状況でも兵士たちの目は笑っていないし。
でもね、結構観光客って無防備と言うか、写真撮影に夢中になったりしたり、名所見学に集中していると自身の荷物管理がおろそかになる瞬間がありますよね、どうしても。
今回の旅では、写真にあるようにこんな至近距離を兵士たちが歩いていくので、全くスリの被害には遭いませんでした。


モンマルトルの丘へ行った際も、名物のミサンガ売りも近づいてこなかったし、どこの観光地もお土産の押し売り被害には遭いませんでした。
私が初めての一人旅で、全くスリやら強盗の被害なく、そしてケガなく日本に無事帰ってくることができたのは、こうやって軍人さんが警備をしてくれていたからだと思います。
ものものしい雰囲気でしたが、逆に安全に観光名所を効率よく回れた気がします。
5.大晦日の夕方から元旦の正午までに観光地巡り!
パリ市内の大きさは、山手線の内側と同じ大きさと言われています。
でも美術館を見学に時間を要する名所も数多く存在するので、効率的に回っていくことが時間の限られている観光客にとってはとても大切になります。
皆さんはご存知でしたでしょうか。ヨーロッパの大半の都市は、大晦日の17時頃から元旦御正午までは交通機関が全て無料開放されるのです。
パリも御多分に漏れず。私が訪れた他の都市ではチェコ、ロンドンもフリー乗車できました。ニューイヤーズならではのサービスなんでしょうか。
お正月を海外、特にヨーロッパで迎えるときは、私は必ずこの時間帯に一番活発に行動します。
だって、結構交通費ってバカにならないでしょ?ヨーロッパは結構高いし、パリの場合、地下鉄2ユーロもするし。(私の場合は、カルネと言う回数券を買っていました。10回券であり14.1ユーロで購入ができます。)
私が行ったときは1ユーロ135円だったから、日本円にすると、1回の乗車270円。日本よりかなり高い。
今回の旅では、大晦日の昼間はモンサンミッシェルへ行っていたので、ちょうどパリ市内へ戻ってくる頃には無料開放が始まっていました。
本当はカウントダウンイベントを覗く予定だったのですが、モンサンミッシェルを案内してくれた現地に住んでいる日本人ガイドさんに、
「今年はカウントダウンイベントはしないと思います。花火も上がらないと聞いています。万が一のことを考えたら、カウントダウンに行くことをお勧めできません。」
と慎重な口調で言われたので断念しました。
そしておとなしくホテルに帰り、翌日は早朝から動くぞ!と決め、年越しそばを食べてさっさと寝ました。
明けて元旦。この日は朝の5時から行動を開始しました。私の午前中の動きを写真で説明しますね。
まずは初日の出を見るためにモンマルトルの丘へ。でも雲が多くて日の出は拝めず。
とりあえず、サクレクール寺院で新年のお祈りを受けてきました。ほんと、パリのあらゆる教会は観光客の無料休憩所ですね。


丘をケーブルカーで降りてきて、パリの最新式公衆トイレを拝み、シャンゼリゼ通りに向かいます。


(パリ・フランスのトイレ 公衆トイレ パリ市内にはボックス型の公衆トイレ。 コインを入れると自動でドアが解除し、ドアが閉まるとオートロックされるシステム。使用後にドアを開けると便器の水が自動で流れる仕組み。オートロック式なので忘れ物をしたら、アウト!)
早朝のまだ観光客が少ない時間帯に、凱旋門を撮影。ナポレオンが生きている間に完成しなかったから、棺だけがこの門を通った、と言われていますね。
ナポレオンは無念だっただろうな。門の下で眠っている、第1次世界大戦で戦った無名兵士たちの墓にも手を合わせた後は、朝食を頂きます。
いたのはアジア系観光客だけ。皆さん朝からお元気。


カフェラテとクロワッサンとタルトで10ユーロ。1350円。物価は高いです。お店を出た後は、また地下鉄に乗ってユネスコに向かいます。
その途中、海外でも頑張っている日本企業を見て元気をもらいました。


何かと話題のユネスコについたのは、9時近く。もちろん中には入れませんから外からのみ撮影。大きな建物です。
中国の意見だけ聞いて、南京大虐殺を世界記憶遺産に登録しないでね!とお願いして、次はユネスコ近くにある、エッフェル塔に向かいました。


あいにく、この日は曇り空。エッフェル塔の頂上は霧でかすんでおりました。


私は行列が嫌いなので、展望台には向かわず外からの見学のみ。(ミュージアムパスでも見学できない。後、さっき行った凱旋門はミュージアムパスでも展望台まで行けるが、タイミング悪く、営業時間外だったので見学できなかった。)
パリ万博後、取り壊される予定だったそうですが、壊されなくてよかったですね。ここについたのは10時近く。観光客も多かったです。
その後向かったのが、コンコルド広場。ルイ16世やマリーアントワネットが処刑された場所でも有名ですね。
1119人もの人たちが公開処刑された場所だから、やはり悲しい涙の痕もくっきりと残っているのかなと思っていたら、拍子抜けしてしまいました。
遊園地になっていたんですね。なんだかなぁ・・・・。


その後はRER(地域鉄道高速網)に乗車し、チュイリー庭園に行き、ランチにしました。


チュイリー庭園到着時、丁度フリータイム終了。早朝から歩き回ったので、お昼は結構ゆっくりと庭園を眺めておりました。
この後はミュージアムパスを使って、オルセー美術館やオランジュリー美術館を堪能しました。
元旦でも開いているなんて、すごいですね。街中が閉まっているデパートが多かったので、どうしてもこのような美術館は観光客で混雑していました。
ただでさえ、セキュリティーチェックが厳しく、どの建物に入るにしても時間が普段以上にかかってしまうパリ。
外から眺めるだけでいい、という観光名所は、このようにフリータイムに回るのがお勧めです。
6.ミュージアムパスを活用して美術館を巡る!
今回の旅は実質5日しかパリに滞在できませんでしたが、結構効率よく移動できたと思っています。
それは一番時間がかかるとされた、セキュリティーチェック待ちの時間を大幅に短縮できたからだと思います。
5で説明したようなフリータイムを有効活用したことも大きいですが、やはり到着時にミュージアムパスを購入したことも大きな要因だと思います。
私は4DAYS=56ユーロで空港にて購入しました。1月4日の朝にはパリを発つし、1月3日は、第1日曜日であり、すべてのミュージアムが無料開放日なので、12月30日~1月2日までの4DAYSで充分でした。
このミュージアムパスを持っていると、チケットを買わずに済むので、すぐにセキュリティーチェックの列に並ぶことができます。
一番長者の列ができていたのは、ポンビドゥー(国立近代美術館)でしたが、チケットを持っていない人たちは、雨の中2時間30分もまたされていたのに、私は5分でセキュリティーチェックを受けて中に入ることができました。
この時間短縮は非常に大きいです。特にこのご時世、パリだけでなく、他の国でもセキュリティーチェックが厳しくなってきており、観光客の貴重な時間を奪うようになってきています。
この点もしっかり頭に入れて、ファストパス券を事前に購入しておくことをお勧めします。
ルーブル美術館ではミロのビーナスのかわいいお尻もすぐに拝めましたよ。オルセー美術館も並ばずに入場。セザンヌの名画も余裕を持って鑑賞ができました。


オランジュリー美術館のモネの「睡蓮」を眺めているときも、外は大行列。だって元旦だもん。パンテノン(霊廟)では、ルソーの棺に手を合わせました。


コンシェルジエリー(牢獄)では、マリーアントワネットが処刑前まで住んでいた部屋を見学。すぐそばにある、美しいセーヌ川を眺める余裕も生まれました。


コンシェルジェリーの隣にある、サントチャペル教会でお祈りもでき、しばし暖を取ることもできました。
近隣にあるノートル大聖堂でお祈りをする時間も生まれました。その後はポンビドゥーに行き、近代美術をゆっくりと鑑賞。建物自体も大変ユニーク。
余裕ができた時間でバスティーユ広場にも足を延ばすことができました。


ケプランリー美術館に行った日は大雨。でもファストパスですぐに中に入ることができました。
雨宿りとトイレ休憩を兼ねて、ユニークなアジア、アフリカ系の作品を鑑賞。
ミュージアムパス4DAYS=56ユーロ以上の施設を効率的に見学することができ、スムーズな旅ができました。
余った時間と予算でモンパルナスタワーにのぼり、夜景を鑑賞しました。パリの夜景は本当に美しく、贅沢な輝きを放っていました。
(残念ながら、モンパルナスはミュージアムパス対象外。夜景観賞には20ユーロかかる。)


終わりに
長々と読んで下さり、ありがとうございました。ぜひパリを旅される際は、参考にして下さいね。
今回の旅、1人旅で何事もなく帰国することができたのは、途中に記載してあるように、銃を持った軍人がウヨウヨいたからだと思っています。
彼らが観光客を護ってくれたのです。しかしながら日本人ツアーで行ったモンサンミッシェル、ヴェルサイユ宮殿でもスリや盗難にあったりブーツが壊された人もいました。
盗難にあった人の鞄は、しっかり閉まらない、ボタンのみのデザイン優先のものだったし、ブーツの方はシャネルのブーツでした。
全身シャネラーだったな。
つまり、強盗集団にアピールしているんです。取っていいよ、金持っているよ、って。冷たい言い方ですが取られた方も悪いと感じました。
フランスは、はっきりした国で、物売りや、施設内のクリーンスタッフ、飲食店スタッフは大抵黒人でした。
白人は、そんな仕事していなかったなあ。すました仕事に付いている方ばかりでした。
移民と思われるホームレスが配っていたビラ。住む家も仕事もないと書かれている。そういう国はフランスだけではありません。
この一面だけ埃を払うように見ただけですが、何故テロが起きたのか、フランス軍による空爆だけが原因ではないと考えさせられました。
ぜひ旅される際は、ガイドブックに掲載されていない一面をぜひ見てきて下さい。
★おまけ1★
私が今回宿泊したホテルは3つ星ホテルだったのですが、なかなか???と思う箇所が多かったのでちょっと、記しておきたいと思います。
1.お湯を溜めたら、栓が抜けなくなる。シャワーはずっと壊れている。直す気配すらなし。


日本の栓のようにチェーンがついているものでは無く、ほんと栓のみ、バスタブにぽつんと置いてあるんですね。
で、お湯を溜めて浸かって、さて捨てようかと思ったら、水圧で抜けない。
シャワーは滞在中、ずっと使用できませんでした。フロントで聞いたら、直すスケジュールも入っていないとのこと。
でもヨーロッパでは、バスタブがあって、お湯があるだけありがたいことですからね。
お湯が出ないとか、バスタブがないホテルなんてざらにあるし。大満足ではなかったですが、決して不快ではないホテルでした。
※毎回、湯を張るものの、栓が抜けないからそのままにして外出していたんですね。でも部屋に戻ってくると、しっかりお湯が抜けているんです。どうやってスタッフさんは栓を抜いていたのでしょうか。
2.ポットがないことも予測しておくべし!
とりあえず3つ星ホテルを予約したんだから、お茶セットとかポットぐらい備え付けだよね~♪と軽く考えていた私。なかったんですよ。
ポットもTEAもCOFFEEもなし。コップはバスルームにあるうがい用だけ。
私は毎回、冬場の旅行には、必ず日本から年越しそばのカップ麺を持ち込んでいます。そして大晦日にニュースなどを見ながら、すするんですね。ここで改めて日本のものの方がうまいなと感じるわけです。
今回のホテル、ポットがない。仕方なく、フロントにカップ麺を持って行き、
「I WANT TO HOT WATER」
とお願いすると、バスルームから熱いお湯が出るよ!日本より熱いよ。大丈夫、インスタントフードは食べられるようになるよ!の一点張りでお湯をくれなかったんですね。
もちろんポットの貸し出しもなし。モンサンミッシェルから帰ってきて、酷く疲れていたので、もうどうでもよくなって、フロントマンの言う通り、バスルームのお湯でカップ麺を作ってしまいました。
普段より長めにおいて、いざ食すと・・・・うん。食べれないことないけどぬるい。
でもジャパニーズクオリティは高くそこそこおいしく食べることができました。
帰国して、英語の先生に、この件を話していたら
「あー、そういう場合は、BOILD WATERって言わなきゃだめよ。」
というご指導を頂きました。そう、沸騰しているお湯をくれ!ということ。
ホットウオーターだったら、そりゃバスルームから出るよって言われるよ、とのこと。
・・・・・1つ勉強になりました。
★おまけ2★
格安航空券で行った今回の旅。トランジットは8時間もありました。安い航空券はこの点が辛いですね。
せっかくトルコにいるのですから、本場のトルコアイスを堪能。空港価格780円もしますが、大変美味しかったです。
水あめアイスは本当に、よく伸びましたよ。でもアイスと免税店での買い物だけじゃ時間は潰せません。


トルコのアタチュルク国際空港には、スターバックスが2店舗あり、ラウンジに入れない旅行者の大半はのスタバのフリーWiFiを使用し時間を潰していました。(2時間まで無料)しかしこのWifi。
旅行客が一斉に繋げるから混んでしまい、なかなか繋がらないんです。このようなトラブルでは国際交流が広がります。
イラン人、韓国人、台湾人、アメリカ人、日本人の私と片言の英語とオーバージェスチャーを使い協力し合います。
1人のWifiがつながった瞬間、皆でハイタッチの嵐。政治を介入させなければ、みんな1つになれるのですね。