ドライバーに逃げられた私。(前半戦参照)
ここからマンダレー行きのピックアップが乗れるよ、と言われ降ろされた場所。
ここまで載せて来てくれたバイクの兄さんに2000チャット支払いました。
降りた瞬間、腕を引っ張られるように、このピックアップトラックのスタッフに乗せられたんですね。
これがマンダレー行きだというピックアップトラック。先に1000チャット徴収されました。
でもなかなか動かないんです。
どうなっているのか、と文句を言いに行ったら、ランチ中だとほざくドライバー。
ひとしきりわめき、文句を言っていたら、一緒にピックアップトラックの中で待っていたお坊さんに、こっちにこい、と言われて、路地に連れていかれました。
こちらの坊さん、少し英語ができた人。
先払いした1000チャットはあきらめろ、と言います。
他の手段でマンダレーまで行ける、こっちにこいと前を歩いていきます。
向かった場所は線路跡。電車??と思っていたら・・・。
線路向かいに道があり、そこから1台のワゴン車が。
この車がマンダレーへ向かうという。
ピックアップトラックは500チャットだが、こちらは1000チャットで行ってくれるそうです。
ともかくザガインから離れたい。1000チャットを支払いました。
走り出して数分。
インワ鉄橋が見えてきました。
坊さんがしきりに隣で、インワと連呼して教えてくれました。
近くで見れないかと思っていたけど、この距離で見れてよかった!
インワ鉄橋は1934年にイギリスが作ったもの。だけど第2次世界大戦中に日本軍が侵攻してきたため、利用されないようにとイギリスがすぐに爆破してしまったんですね。修復されたのが1954年。
車内はみんな静か。
ピックアップトラックに乗車する人たちと、種類と言ったら失礼だが、全く違うなと言う印象を持ちました。
こちらが私を助けてくれた坊さん。
私の持っているガイドブックに興味を示してきました。
「ジャパニーズ??」
と聞かれ、イエスと答えたら、
「しんぞーあべ、しんぞーあべ」
と連呼し始めた坊さん。
日本=安倍晋三
と言うイメージなのか。
ちょっと悲しくなる。車内で、坊さんはガイドブックを見ながら、マンダレーでは、マハムニパヤーへいけ、と勧めてきました。
分かったよと答えたら、坊さん、マンダレーに到着する前に降りてしまい、私も降ろされたました。
そしてその辺にいたバイクタクシーの兄ちゃんに、
「マハム二パヤーに行け。」
と言い、バイクタクシーの兄ちゃん、私真ん中に座る、坊さん後ろに座る、と言う3人乗り状態で向かうことになったんですね。
坊さん、案内するつもりらしい。
マハムニパヤーはザガインから戻った後で行くつもりではいたけど、こんな格好で行くとは予想だにしていませんでした。
寺まで1350チャット。もちろん私払い。坊さん、財布すら出しません。けしからん!!
本当は1500チャット請求されたが、細かいのがなかったので、坊さんが150チャットくらい負けろよ、と交渉してくれました。なので、まぁ許しましょう。
こちらがマハムニパヤー。すごく大勢の人。
お土産屋さんも多数。
大勢の観光客がいて、すれ違うだけでも大変。
まず案内されたのは博物館。
ブッダの一生が油絵で紹介されている。クオリティもそこそこ高い。
坊さんの解説を聞きながら、ゆっくり鑑賞。
15時近く。なかなか暑い。それぞれの建物も紹介してくれますが、新設はありがたいのですが、ミャンマー訛りがきつくて単語もあんまり聞き取れません。
コンバウン朝のボードーパヤー王が建立し、ヤカイン地方から運んだ高さ4メートルのマハムニ仏を安置するパヤー。
19世紀末に仏塔は火災で焼失したが再建。無事だった仏像は参拝者が貼った金箔で覆われています。
要はその仏像が一番のメインなんですね。それがこれ。
えーっと、女性は近づけないから、左の画面の生中継画像を見て参拝。まず、女性は不浄なものと言う考え方をやめようよ!
女性がいないと新しい命だって誕生しないんですよ。
これが男性の手によって金箔だらけになっている仏像。
もう、だるまみたいになっていて、ありがたみもくそも感じない。ほんと、醜い姿になっているのです。
この模様も歴史あるデザインらしい。
1784年に王様が王宮からマハムニパヤーの仏塔まで向かう道に石畳を敷き始めることによって建設が始まったというから、それにちなんだものなのかな。
それにしちゃ、新しいなと思いますが・・・。
さ、ではここで・・・。
こちらの坊さん。
ザガインでも救ってくれたし、このお寺も案内してくれてとても親切なんだけど、
やたら会話の間に
「ホテルはどこだ」
とちょいちょい行ってきたり、
車内でも人の足に手を置いたりしてきて、いまいち心から信用できなかったんですよね。
ここらで巻きましょう。トイレに行きたい、と言って坊さんから離れることにしました。
さて出口はどこだー。
マハムニパヤー、広すぎてわかりません。どこでサンダルを脱いだのだ?!
やっとのことで出口に到着。
出口はいろいろあるから、私みたいに方向音痴の人はどこで脱いだのか場所の
写真を撮影しておくと良いと思います。
でもこのマハムニパヤーの界隈、バイクタクシーがほとんど走っていないんですよ。何とか1台見つけてバイクにまたがっていると、私を探していたのか、坊さんがまた現れて、ホテルまで送ると言い出すんですよ。
もーしつこい!!
やたら私のホテルを知りたいらしいようなんです。
「ホテルは大丈夫だ。今からショッピングしてホテルに戻るから。心配しないでくれ。」
と強く言って、バイクを走らせてもらいました。
坊さん、やたらホテルまで送りたがったが、ホテルまで来て何をするつもりだったのか。
女性一人旅、こういうこともあります。気を付けよう!と改めて気を引き締めました。