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旅こそが人生!ラビトリです(o^∀^o)♬
いつも記事をご覧いただきありがとうございます♬

空前のクルーズブームの中にいる昨今。「マツコの知らない世界」など多くのバラエティ番組でも特集を組まれるほどになりました。多くの外国豪華客船も日本に寄港するようになり、そのため日本各地の港が対応できるように整備されてきています。

今年の4月より、教師の方をやめてツアーコンダクター1本の道を選んだ私。やはり旅好きには天職のような仕事なので、その魅力に勝てず決意しました。

私は派遣型のツアーコンダクターなのですが、うちの派遣会社には、添乗業務の仕事だけでなくたまに特殊な仕事も入ってきます。要は、BOSSが取ってくるんですね。添乗業務ばかり続くと正直飽きてきます。と言うのも、行き先はあまり変わり映えしないから。定番コースってあるじゃないですか。春は桜ツアー、夏は東北三大祭り、秋は紅葉ツアーとか。

そんな飽きてきたころに空気入れ替えのように紹介されたのが、この豪華客船のクルーと言う案件。

豪華客船に乗れるほどのお金がないならば、働いて堪能するのもありだな…と思い引き受けました。

私は2週間の契約。日本1周半と言う契約内容でした。
実際、あほみたいに激務だったからあんまり写真はないのですが、今度乗船したい、興味があるという人のために、頑張って記事を綴っていきたいと思います。

出航は横浜・大黒埠頭から。期待は膨らみます。まずは記念撮影。
あまりにもでかすぎて、埠頭からの撮影は全体が写りませんでした。

MSCスプレンディダ号 横浜港

それでは18時。横浜港、出航の時間です!

1.MSCスプレンディダ号とは?

さて、では私の乗船した船をご紹介していきましょう。

今回お世話になったのはイタリア製の船、「MSCスプレンディダ号」です。


初就航・・・・2009年
総トン数・・・137,936トン
乗客定員・・・3,247名
乗務員数・・・約1,370名
キャビン数・・1,637室
全長/幅/高さ・・333m/37m/66m
デッキ数・・・18層

 大きさはいまいち想像がつかないと思います。

そうですね。全長は東京タワーと同じ333mなので、あの高さのタワーが横になった高さ18階建てのマンションがそのまま海に浮かんでいるといった感じでとらえてもらえたらと思います。

今回のスケジュールはこんな感じでした。

横浜・大黒埠頭(出航:18時)
⇩
AT SEA(終日、クルーズ)
⇩
函館
⇩
秋田
⇩
金沢
⇩
釜山
⇩
佐世保
⇩
AT SEA(終日、クルーズ)
⇩
徳島
⇩
横浜・大黒埠頭

お客様は9泊10日のクルーズツアーで申し込まれます。私は1周して、お客様を見送ったあともう一度乗船し、2周目の金沢で下船と言う契約でした。

寄港地の様子をお伝えしていこうと思いますが、仕事上、下船できていないところもありますので、経験した都市だけご紹介します。

必ずどの寄港地でも、船が接岸したら、港に無料巡回バスが待機しています。バスだけでなくタクシーもいます。お客様はそのような交通手段を使って街に繰り出したり、あとはあらかじめ予約しておいた日帰りツアーに参加したりして、寄港地を楽しまれます。

【函館】

函館は港だけ下船できました。どの寄港地でも港にはお土産屋と配送業者が待機しています。(お土産を大量に購入し、途中で港から送られるお客様も多かったですね。)

函館はどんよりとした表情ですが、港は元気!3000人近くのお客さんが上陸するわけだから、地元の人もおもてなしに力が入ります。

おぉ、港に珍しい乗り物が・・・!こちらはバスラーメンと言う店。
結構有名店のようで、よくメディアの取材も受けている店でした。

バスラーメン バスラーメン

著名人の写真も多く飾られています。
せっかくなので、函館名物の塩ラーメンをオーダー。700円。
食べ放題レストランの味が濃いため、この塩ラーメンのスープの味が薄くてちょうど良い感じで飲み干してしまいました。胃に優しい味。ごちそうさまでした。

バスラーメン

秋田

秋田 秋田 秋田 秋田

大変良い天気だった秋田。秋田市内は行ったことがなかったため、巡回バスに乗り、休憩時間にちょっと外に出ることにしました。港でも名産品を売ったりする道の駅のような店も出ておりましたが、こちらは巡回バスの停車するバス停近くでも秋田名産品をアピールするイベントが行われていました。きりたんぽ鍋とかの屋台まであり、召し上がっておられるお客様もいましたね。日ごろ、閉鎖的な船内にいると、外の空気を吸うことの大切さを感じます。無駄なものがない秋田の街並みを眺めながら、気分転換できました。

金沢

金沢 金沢 金沢



 快晴の金沢。金沢港には、この巨大な客船を一目見ようと、地元の人々も集まっていました。こちらでも名産品コーナーがあったり、郵便局が待機したりして、観光客のおもてなしに奔走されていました。

金沢港からの無料循環バスは港→金沢駅→近江町市場をぐるぐる回るのですが、これをサポートされていたのが地元の旅行会社さん。暑い中お疲れ様でした。

金沢の翌日は釜山です。お客様が大量に戻られる前に、スタッフは出国手続きをせよ!と上司から命令が出たので、同僚と出国手続きに向かいました。
 出国手続きの場所は7階のアフトラウンジ。大阪からわざわざ大阪出入国在留管理局の職員が来て下さり、手続きをしてくれるんです。
 釜山で下船しなくても船にいる都合上、スタッフは皆、出国手続きをしなきゃならないルールがあります。アフトラウンジで大阪出入国在留管理局の人に、パスポートを出したら
「洗濯機で洗いましたか?」
と見破られてしまいました。どうもプロが見たら一目瞭然だったようです。

洗濯機で洗ったパスポート

(私はミャンマー周遊旅行をした後、洗濯機でパスポートを丸洗いしてしまいました。しかし3か月後、パラオに行ったのですが、パスポートは全く普通に使えました。日本のパスポート、最強です!!)

予定より1時間遅れで釜山に向けて出港。手続きを忘れているお客様がいて遅れました。どうも手続きの意味すら理解しておらず、一生懸命説得しているスタッフもいて、出国担当のスタッフさんが可愛そうに見えましたね。パスポートはハンコ押すときに少し折り目が付きますが、それが気に入らずシャウトしているお客様もいて、ほんと同じ日本人として恥ずかしかったです。

お客様を探しに14階行った時に写した1枚。日本海に沈む夕日はきれいでした!

日本海に沈む夕日

釜山

釜山 釜山 釜山

釜山には、お昼過ぎに到着。こちらも快晴。釜山に来るのは修学旅行以来、22年ぶりでした。
初めて来たときは、まだ日本と韓国が仲良くなかったから、観光地も
「昔、日本にこんなことされましたー。」
と言う場所ばかり連れ回された記憶があります。

釜山では巡回バスにお客様を乗せこむ仕事だったので、少し観光ができました。


港も整備されていて大変きれいで、導線も分かり易い。日本語も通じます。もちろん港周辺では日本と同様、観光協会の人が盛り上げてくれたり、屋台が出ていたりして賑やかです。このシーンだけ見ると、日韓関係が微妙な感じがしません。(笑)

巡回バスに乗って持場へ向かいます。バスは一昔前の形。懐かしいですね。

私の仕事場は釜山タワー。
釜山市の中心に位置する龍頭山(ヨンドゥサン)公園の中にタワーがあります。

釜山タワー 龍頭山(ヨンドゥサン)公園 龍頭山(ヨンドゥサン)公園

釜山のランドマークというべき釜山タワー。高さ120メートルのタワーの展望台まではエレベーターで一気に上ることができます。公園内には韓国を代表する歴史的英雄李舜臣(イ・スンシン)の銅像がありました。    

この人は、豊臣秀吉が朝鮮半島に攻め込んだ文禄・慶長の役の時の朝鮮王朝側の将軍で、朝鮮にとっては英雄。日本人には紹介しにくい像らしくて、一緒に仕事をした韓国の方も口ごもっておりました。

このタワーのチケット売り場の向かいに、コンビニが入っていて、トイレ休憩中に、ここでトッポギのお土産を購入できました。値段は265円。店員さん、日本語上手だった。それだけ日本人が来るのでしょう。

釜山タワーは夜、デートスポットになるそうですよ。

釜山の勤務はノンストップ6時間。ここで一緒に働いていた韓国人スタッフさんが、韓国名物のバナナ牛乳をおごってくれました。非常にうまい。ありがとうございました!

韓国人スタッフ 韓国名物のバナナ牛乳

こちらが韓国人スタッフさん。李さんと女性(名前忘れた。)
お二人は東京ラブストーリーなどの日本のドラマを見て、日本語を習得したそうな。
私も海外ドラマを見て英語を勉強しようかな。

釜山の港

港へ戻ったのは出航30分前。韓国のスタッフさん、一生懸命に日本人をもてなしてくれました。
政治を抜きにしたら仲良くなれるのにと、韓国を訪れるたびにいつも思います。
もっと文化・観光面で結びつきを強くしなきゃいけませんね。

さようなら韓国。出発は20時30分。ほんと滞在時間は短い。1日の3分の1しかいないんだもん。

釜山の港 釜山の港

仕事を終え、夕飯を戴きながら韓国の夜景を鑑賞。22年前の釜山の記憶は薄いが、本当に発展したなぁという実感を抱きました。

佐世保

朝食ルームサービス 朝食ルームサービス 朝食ルームサービス

佐世保でようやく休みを戴けた私。基本的に朝ご飯を食べる時間があるときは14階のバイキングレストランに行っておりましたが、ゆっくりしたい時、8時30分から仕事の時などは、ルームサービスで済ませていました。私もお客様と同じ、朝食ルームサービスは無料で使用できたのです。

何回か使用したので、それも紹介しておきます。部屋に置いてあるルームサービスの札に記入し、ドアノブに前日の24時までにかけておくと、指定した時間に部屋に運ばれます。

ただね、私の場合、必ず1品違うものが入っているんですね。ポットになみなみとコーヒーではなくて、牛乳が入っていた時は驚きました。ヨーグルトが2つも来たときもありましたね。(笑)
最後まで注文通りに届きませんでした。

佐世保の港で物産展 佐世保の港 佐世保の港

仲良くなった同僚と、佐世保の街へ繰り出しました。佐世保の港もきれいに整備されています。

港では物産展が開かれており、帰りに実家用のお土産、ブルーベリーを購入。ブルーベリーは長崎の名産品なんだと、この時、初めて知りました。
 港の目の前に佐世保駅がありました。

真正面から見てもでかい船。よく水面に浮いているなぁ。さて巡回バスに乗って出発!!

佐世保の水族館 佐世保の水族館周辺のお土産屋 佐世保市の綺麗な道

1か所目は水族館。料金は高いから、あまりお客様も入っていなかったですね。

周辺にはお土産屋、飲食店が多く、ここでランチを済ませている方も多かったですね。
佐世保市はお金があるのでしょうか。道がどこもきれいで驚きました。

佐世保のアーケード街

バスに乗って次の目的地へ。次は佐世保市中心部。って、普通のアーケード街やないかい。
これ、うちの近所にもあるわ~と思い、アーケード街はさっさとスルーして、その他の街並みを見ることにしました。

佐世保 海上自衛隊の基地 佐世保 海上自衛隊の基地 佐世保 海上自衛隊の基地

佐世保には海上自衛隊の基地があったりするので、なんか少し、緊張感のある街だなぁという印象。固い施設も多く、海上自衛隊の資料館もありました。非常に興味深いものの滞在時間が少なくて泣く泣く断念です。

さてお昼にしましょう。お目当ては佐世保バーガー。一番の老舗,ヒカリ。佐世保出身の同僚に教えてもらった一押しの店です。行列ができていて、30分ほど待ちました。オーダーしたのは、スペシャルバーガー。80年代初頭を思わせる店構えで、好感が持てます。

佐世保バーガー 佐世保バーガー 佐世保バーガー 佐世保バーガー

まず、ポテトが登場。佐世保バーガーのポテトは胡椒がかけられており、非常にうまかったですね。病みつきになります。バーガーもうまかった。目玉焼きが挟まっているんですね。見た目以上に食べごたえがあり、大満足です!

船旅で一番感動的なのは、お見送りでしょうか。あれは泣けますよね。1日OFFだった佐世保ではお見送りを体験することができました。佐世保の場合は、地元のアイドル軍団を中心にお見送りをしてくれました。秋田はよさこい、金沢は加賀三味線など、寄港地ではその土地の特色で見送ってくれます。
皆さん、お見送りに手を振っておられる。これ、ほんとに泣けてくるんですよ。数時間しか滞在していないのに、そんなに大してお金を落としていないのに、

佐世保のお見送り 佐世保のお見送り 佐世保のお見送り 佐世保の夕日

「また、来てくださいね~」

とか言われると、私、涙腺もろいから、直視できなくなってくるんです。

いよいよ、佐世保出港。出航の音がこだますると、だんだん切なくなってきます。

佐世保の皆さん、船が出港しても最後まで手を振ってくれていて、号泣しました。いつまでも手を振ってくれた佐世保市民の皆さん、ありがとう!良い街でした。また遊びに来ます。

徳島

佐世保の後、終日クルーズ日を挟んで、翌日徳島に到着。この辺は疲れもピークに達していたり、1日中、船内勤務で、外に出ることはできませんでした。だから写真はありません。大半のお客様は大塚美術館に行くツアーに参加されておりました。

横浜・下船

紀伊水道 紀伊水道 紀伊水道 紀伊水道

お客様が下船される横浜において一番大変だったのは、徳島から横浜までの航海ですね。紀伊水道を通過するので、そこの揺れが半端ないんですね。自分の部屋は5階だったのですが、ベッドに横になっていても揺れをすごく体感しました。ということは、15,16階に滞在しているヨットクラブの人は大変だっただろうなと思います。

横浜では、港で荷物の受け取りのサポートをする仕事でした。

お客様が自分の荷物を受け取る際、誤って他人の荷物を持って行くという出来事が何件も発生したため、私たちも大変でした
中には激高される人もいて、港の写真を撮影している場合ではありませんでした。

番外編

テンダーボート テンダーボート テンダーボート テンダーボート

因みにここからは番外編。
私はこの仕事を1周半したのですが、この写真は2回目の函館の様子です。
港に接岸できなくてテンダーボートで、お客様を函館港まで輸送しているんですね。
テンダーボート(英語: Tender)は、陸地から船へ、あるいは船同士の間で人員や物資を輸送して船の活動を支援するためのボートのこと。交通船、足船、連絡船などと呼ばれることもあります。

原因はこれ。先に飛鳥Ⅱが接岸しているから。
接岸料などあるのかしら。(笑)

テンダーボートは結構揺れるようで、お客様はアトラクション感覚で楽しまれていました。

ただ、スタッフの人手も足りず、全てのテンダーボートを浮かべるわけにいかないため、結構お客様を待たせることにもなり、当然のごとく、クレームも多かったですね。

2.MSCスプレンディダ号の船内を大公開!

勤務の合間に、館内を散策することができましたので、紹介していきたいと思います。

4階がエントランスゲート。(波の高さが高い場合は5階から出入りします。)ロビー、レセプションは5階にあります。中央、吹き抜けロビーには、この船の目玉、スワロフスキーの階段があります。お客様は良くここで写真を撮影されておられました。ジャッキーチェンがしがみついていそうなシャンデリアも素敵。

MSCスプレンディダ号 船内 MSCスプレンディダ号 船内 MSCスプレンディダ号 船内 MSCスプレンディダ号 船内 MSCスプレンディダ号 船内

6.7階にショップが並びます。免税店も数店あり、出航すると、出店も顔を出します。

MSCスプレンディダ号 船内 MSCスプレンディダ号 船内 MSCスプレンディダ号 船内

船内の通路は結構細い。特に部屋前の通路はすれ違うだけでやっとの状態。例えばハウスキーパーさんが、部屋掃除をするために用具が積まれたカートなんぞ置かれているときは、通過するのも一苦労でした。

MSCスプレンディダ号 船内 MSCスプレンディダ号 船内

エレベーターは4基4か所あります。8階までスケルトン状態で外を眺めることができました。

エレベーターのスピードは結構速く、そんなに振動もありません。扉は金でびっくり。

バイキングレストラン・パゴ バイキングレストラン・パゴ バイキングレストラン・パゴ バイキングレストラン・パゴ

14階にはバイキングレストラン・パゴがあります。クルーは基本的にここでしか食べることができません。とても広い店内で、座れないと言うことはありません。お客様は基本的に、メインダイニングで朝晩は食事をされるのですが、提供されるのを待つのがいや、飽きてきた、と言う方は14階まで上がってきていました。

基本朝の5時30分から夜の24時まで営業。朝食時が一番、内容が充実していました。

たしかに種類は豊富です。和食コーナーもあるし、サラダバーやピザコーナーグリルスペースもあります。

ただ、味がね。ファミレス以下。グリル一つとっても味付けが何か足りないんですね。厨房に立っているスタッフに代わって、作りたかったくらい。フルーツとサラダは美味しかったですよ。

バイキングレストラン・パゴ バイキングレストラン・パゴ バイキングレストラン・パゴ

基本的にお客様は、メインダイニングで召し上がります。メインダイニングは5.6階にあるラ・レッジャか、5階のビッラ・ベルデに振り分けられ、さらに5時~、と19時30分~の回に振り分けられます。そうしないとレストラン側もお客様もさばけないんですね。それでも料理が提供されない、遅いなどのクレームも多く、嫌になったお客様は先ほど紹介したバイキングレストランに行っていました。

ヨットクラブ(プライバシーを大切にしたワンランク上のサービスをご堪能いただける特別な場所・スイートルームみたいなもんですね。)に滞在されるお客様は別に、ロリーボという専用レストランにご案内されます。因みにヨットクラブ滞在者は特別なので、乗船も下船も優先的にしてもらえるなどのサービスを受けられますよ。

ラ・レッジャ ラ・レッジャ

契約中1日だけお休みを頂いた日、同じ休みになった同僚と、メインダイニングのラ・レッジャで食事をしてきました。私たちクルーはたまたま、お客様と同じカードキーだったので、レストランも使用できたんですね。だから変装してたまーに、メインダイニングに入り、フルコース料理を堪能しているスタッフもおりましたよ。(笑)

ラ・レッジャは私たちのカードキーに記されていたレストランだったから。レストランの振り分けは基本的にMSC側がやり、カードキーに時間とともに記されます。

どんな食事が提供されるかだけレポートしますね。レストランの中は多くのお客様がおられるのでなかなか撮影がはばかられます。入り口はこんな感じ。手前には、MSCグッズを扱うお店があります。

テーブルに案内されると、テーブルにはサービスするスタッフの名前の書かれた札が置いてありました。私の時はインドネシアの乗りの良い青年が対応してくれました。日本人の通訳スタッフは2名程度おりますが、基本的に東南アジア諸国中心のスタッフでレストランは運営されています。これもよくクレームを受けました。日本語が通じない、話している英語が分からない、コミュニケーションが取れない…など。

ラ・レッジャ ラ・レッジャ ラ・レッジャ ラ・レッジャ

メニューには日本語表記もありますから、指差しで注文はできます。

飲み物ですが、船内では、基本的に9ドル以下は全て飲み放題(これは全てのバー、レストランでも同じ条件。私たちクルーも同じ条件でしたので、飲食に関しては困ることはありませんでした。)なので、一緒に  

行った友人はお酒も飲める方だったのでワインをがぶがぶ飲んでおりました。私は下戸なので、フルーツジュースをちびちび…。

注文した料理は結構さっさとサーブされてきました。おそらく、私たちが行った時は航海も終盤だったので、メインダイニングシステムに嫌気が差したお客様がみんなバイキングレストランに流れて行ってしまい、メインダイニングも結構空いていたんですね。だから料理も手際よく出てきたのかなと思います。

ドリンクのレベルはバイキングレストランと同じ。料理のレベルはバイキングレストランよりは上かな。でもサイゼリアの方がウマいかな(笑)

メインダイニングはイベントのある日(イタリアンナイト・ドレスコードの日)などは込み合い、レストランの食事もグレードアップしていたようですが、それ以外の日は、写真にあるレベルです。

バイキングレストラン、メインダイニング以外にも有料レストランがあります。ご紹介していきます。

レストラン ティムサム レストラン ティムサム

こちらは7階にあるレストラン、ティムサム。飲茶、麺類を扱っています。

ブッチャーズカット

こちらはブッチャーズカット。ステーキ屋さんです。写真にはありませんが、15階には火鍋のお店もあります。メインダイニング、バイキングレストラン共に飽きてきたお客様はこのような有料レストランに足を運んでいました。

バーやラウンジも充実しています。大体7階に集中しています。

パープルジャスバー パープルジャスバー

パープルジャスバー。
昼間はよくジャズダンスなどの講習会が行われていました。すごく目がチカチカするデザインです。

La Prua Piano Bar La Prua Piano Bar

La Prua Piano Bar。結構夜は、皆さんダンスを楽しまれていたBAR。

スポーツバー ゲームセンター ファストフード

スポーツバー。ゲームセンターも併設されています。ファストフードもあり、バイキングレストランに飽きてきた後半は良くここでテイクアウトをしておりました。カラオケセットもあり、夜は20時からカラオケ大会がスタートします。ここもよく、選曲、順番でもめていましたね。
乗船してまで、カラオケしなくてもいいじゃん、と思ってしまうのは私だけかな。(笑)

エスプレッソバー エスプレッソバー エスプレッソバー

吹き抜けロビーの近くにあるエスプレッソバー。バイキングレストランのコーヒーの800倍は美味しいコーヒー屋さん。ここも良くお世話になりました。

ラ・ピアッツェリア ラ・ピアッツェリア ラ・ピアッツェリア ラ・ピアッツェリア

6階中央にあるラ・ピアッツェリア。

毎晩お世話になっていました。ここはサンドイッチやパンなどの軽食のほかイタリアンジェラートがゲットできる店なんですね。仕事終わり必ず寄って毎日食べていました。確か全部で12種類くらいありました。

アフトラウンジ アフトラウンジ アフトラウンジ

夜な夜なダンスパーティーやジャズライブが行われていたアフトラウンジ。
アフトとは、船尾と言う意味。この中心部分で、皆さん華麗なステップを披露しておられました。

このラウンジのカーテンを開けると、広大な海の景色が拝めることができました。

他にもタバコが吸えるシガーラウンジやヨットクラブの人しか入れないラウンジなどもありましたよ。

レストランやバー以外にも施設はあります。

写真屋さん

7階通路にある写真屋さん。クルーズ中にレストランや階段での撮影、また船長との撮影会などがあり、それらの写真が張り出されます。場所はステーキ屋さんの前です。

シアター

7階から写したシアター。6階7階から入れます。昼間はお客さんがいなくても映画を上映しています。夜はショーが開催されています。

ライブラリ

ライブラリ。中では新聞を読んだりすることもできます。

カジノ カジノ カジノ カジノ

カジノ。6階と7階から入れます。

日本を離れて1時間後くらいにオープンします。する。日本はカジノをOKしていないから、日本寄港中はオープンできないんですね。ちゃんと日本語通訳の方もいるので、英語が話せない方も楽しそうに遊んでおられました。階段も素敵で写真撮影もされていましたよ。

それでは14階、15階には何があるのかご紹介していきますね。

屋外プール 屋外プール


まず14階は屋外プールですね。ジャグジーもあり、船内には大浴場がないので、いつもお客様で賑わっていました。ただこのプールサイド、シャワーはあっても着替える場所はないんですね。これは不評でした。

ヨットクラブ専用施設

目のまえの建物はヨットクラブ専用施設。ヨットクラブの人しか使えないレストランもプールもラウンジも存在します。料金は高いが、一番揺れます。船って、階層が高いほど振動が大きいですからね。

卓球施設

卓球施設もあります。

屋内プール 屋内プール 屋内プール

屋内プールも完備。外にはウォータースライダーもありましたよ。次回船勤務をすることがあったら、水着を持ってこよう!と心に誓ったものでした。

ザ・ワン・バー

ここはプールサイドに位置するザ・ワン・バー。MSCには友人も勤務していたので仕事終わりにここで夜風に吹かれながら、よく語り合いました。ここのバーでもイタリアンジェラートはゲットできますよ。

ちなみに14階15階以外にも船外へでることができる場所があります。

7階デッキ 7階デッキ

7階デッキです。ここからも外に出ることができます。(但し、風が強すぎる時はクローズでした。)
早朝は、ここでランニングをしている人もいましたね。ただ、外を眺めるにはテンダーボートが邪魔していて、あまりお勧めできないですね。

MSCスプレンディダのメインどころをご紹介しました。このほかにもアウレラスパがあったり、小さな子供さんを預かるキッズクラブがあります。

3.MSCスプレンディダ号の客室紹介

勤務する側だった私ですが、与えられた部屋はお客様と同じ。つまり売れ残った部屋の下層階を戴きました。

MSCスプレンディダ号 客室 MSCスプレンディダ号 客室 MSCスプレンディダ号 客室

ここの部屋3人のクルーで使用していました。オレンジ色のクッションみたいなものは、救命胴衣です。人数分、部屋に置かれています。
部屋は4人部屋仕様で、二段ベッドの上部は上に収納されています。ハウスキーパーさんがセッティングしてくれて、3人の中で一番年下だった私が上で寝る羽目になりました。(笑)

日本茶のティーパック

日本周遊のツアーゆえに、お客様は全て日本人。そのためか日本茶のティーパックも用意されていました。

テレビはBSのみ映ります。ただ航海中、電波状況や部屋の位置によっては全く映らなくなったり画面が荒れることも多々あり、お客様からのクレームランキングで常に上位を占めている案件でした。

窓から眺める夕日と海


航海中、仕事で疲れてくると、屋上デッキにすら上がる気力がなくなってしまい、(もちろん寄港地でも降りなくなった)、この丸窓から外を眺め、波を数え気分転換をしていました。

バスルーム。お客様には不評でしたが、こんなもんだろうな、と言うのが正直な感想です。
シャンプーとボディソープは備え付け。あと石鹸もついています。

洗面所にはアメニティセットがあります。内容はソーイングセットとシャワーキャップ。くらいか。歯ブラシセットがなくて困っているお客様もおりました。歯ブラシセットは6階にある免税店で購入ができます。日本のホテルに備え付けられているものをイメージして乗船されてくるお客様が多く、アメニティグッズに関してもよくクレームを受けました。イタリア船に日本と同じサービスを求めてはいけません。

トイレ

だけど。私も1回だけクレームを出したことがありました。それはトイレ。休憩中、ちらっと部屋に荷物を置きに行ったら、トイレがぶっ壊れていて、ずっと水を外に吐き出していたんですね。

これが証拠写真。分かりますか??
正しく便器に流れないで、便座と壁の隙間から水が溢れ出していたのです。
この状態をレセプションで、英語を使用して説明するのが大変でした。
最終的には、この写真を見せて、修理してもらいました。写真って大事ですね(笑)。

トイレ証拠写真

これはカードキー。人数分もらえます。このカードキーで船内の飲食物、免税品などを購入でき、現金精算の方は下船時にレセプションで支払います。クレジット登録されている人は、下船後自動引き落としとなります。

カードキー

毎晩20時以降、明日、行われる船での催し物が印刷されたパンフレットが部屋に届きます。
結構小さい字で印刷されていて、お客さんには不評でした。小さい字と言うだけで、敬遠する人もいます。ともかくお客様の年齢層が高いので、もうちょっと大きく分かり易く書いて欲しいと思っていました。

パンフレット

4.MSCスプレンディダ号内でのイベント内容

今回のクルーズは9泊10日。毎日船内ではお客様を飽きさせないように、様々なイベントが行われていました。

スプレンディダバー

こちらは5階ロビー前の吹き抜けにあるスプレンディダバー。毎晩、プロの歌手が生演奏で歌や生演奏を披露していました。

どちらかと言えば大衆向けで、海外の有名な曲や日本の曲を披露されていました。

ラ・ピアッツェリア

こちらは、6階フロア中央に位置するラ・ピアッツェリア。ここでも夜はライブが開催されていました。

キーボードとギターで来る広げられるPOP、ラテン系の曲調中心で、盛り上がってきたら、踊りだしているお客様もおられました。

シアター シアター シアター シアター

6階・7階にあるシアターでは17時30分~、20時~と2回に分けで1時間ちょっと程度のショーが繰り広げられておりました。毎度必ずテーマがあって、イタリア歌曲を中心としたショーがあったり、アクロバティックなショーがあったりと、日々飽きさせない工夫がありました。全て日本人がお客様と言うことで、9泊10日の中では、落語会や日本人有名歌手によるコンサートも開かれていました。

イタリアの国旗 イタリアンナイト

メインダイニングでは、夕飯時、特にAT SEA(終日クルーズ)の時は、力の入ったテーマが設けられていました。例えば、イタリアンナイト。イタリアの国旗は緑、白、赤で構成されています。ディナー時はこの色のどれかを身に着けて参加して下さいね!と声掛けが行われた日がありました。メインダイニングでは生演奏とダンスパーティーが行われて、非常に盛り上がっていたものです。ドレスアップデーもありました。着物で参加されている御夫人もいて、非常に華やかでしたね。

スワロフスキーの階段

大体そのような催し物があるときは、このスワロフスキーの階段のところに写真屋さんが登場します。

皆さん着飾っているので、この階段のところで記念撮影。こういう時に撮影した写真は後で、7階の写真屋さんの前に展示されます。もちろん購入可能ですよ。

プールサイド

毎日行われていたものとして欠かせないのが、ここ。14階にあるプールサイドでのイベント。

朝はラジオ体操から始まり昼間はエアロビクスやヨガ教室、夜は21時から映画が上映されていました。お客様はバスタオルで身をくるみ、暖を取りながら見ておられましたね。

避難訓練 避難訓練

番外編として取り上げるなら、避難訓練。

これはとても大事なこと。必ずお客様は乗船された日、部屋に置かれているオレンジ色の救命胴衣を持参のうえ、避難訓練に参加します。これは義務です。

また寄港地についた際、下船されていない時間に、このように乗組員たちが避難訓練の練習をしていることもあります。

5.お客様目線とクルー目線を交えて、まとめ。~安かろう、そんなもんだろう~

私は立場上、このMSCクルーズがいくらで乗船できるのかというところまで踏み込めないので、それは、このブログをご覧になったお客様の方でお手数ですが検索して下さい。

このMSCは豪華客船を運航しておりますが、高級豪華客船ではありません。それは私だけでなく様々な方がこの乗船記をブログやYOUTUBEで投稿しているのでお分かりいただけるかと思います。

それを踏まえた上で、お客様の立場とクルーの立場から、船旅に向いている人を上げてみました。お客様として参加される方はこれを参考にしてみて下さい。

クルーとして、クルーズ勤務に挑戦される方は、どの船に乗っても似たようなことを経験されると思うので、心に留めておいてくださいね。

クルーズ向きのお客様

飲兵衛の人

今回のプランだけかもしてませんが、私がクルーとして働いた時のクルーズプランは、

「9ドル以下の飲み物、食べ物がすべて無料」

条件のプランだったんですね。これにはアルコール類も含まれます。

9.1ドル以上の飲み物って少ないんですね。(料理類は別ですよ。)

つまり、飲兵衛の方には最高のプランだったんですよ。朝からの飲めるし。ジェラートも食べ放題!

自分自ら楽しもうとされる人。

これは全ての旅に言える人ですが、自分から積極的に、貪欲に楽しもうとされる方は、どんな旅、行程であろうとも十二分に楽しむことができます。

これはツアーコンダクターをしていて、すごく感じることの1つ。トラブル1つでも、捉え方によっては学びに変換できるのと同じことですね。

どんなクルーズでも必ず船内ではお客様を飽きさせないために、イベントがあります。そのようなイベントに積極的に参加される方は、アンケートなどを見ていても充分に堪能した、楽しかったと書いているんですね。他のお客様とのかかわり1つ取ってもそうですが、受け身ではなく、自ら動こうとする方は、やはり笑顔で下船へされていました。

足腰が丈夫な人

言葉が足りなかったら申し訳ありません。クルーとして働いていて、一番強く感じたのがこの点なので書かせてください。不快な方はスルーして頂いても構いません。

船内はバリアフリーではありません。エレベーターはありますが、広い船内、レストランから部屋までの移動、乗船、下船は杖、車いすのお客様は本当に大変でした。手伝ってくれるスタッフはいません。そこまで人手がいないからです。乗船時、下船時は多少いても、船内の移動は、家族でサポートしなければなりません。

通路の写真も掲載しましたが、決して幅が広いとは言えません。特に、部屋前の通路はすれ違うのがやっとです。

クルーズの広告には、「到着したら次の都市~」と言う踊り文句で、まるで移動が楽ちん♪と捉えられるような言葉が跳ねていますが、船内の移動が楽ちん、乗船下船が楽ちんとは書いていません。本当にご家族の方が苦労されている姿を多々目撃してきました。

クルー向きの人

多種多様なクレームに耐えられる人。

クルーとしていてよかったことは、福利厚生面かもしれません。記事でも触れてきましたが、私たちはお客様と同じカードキーを渡してもらえたので、福利厚生は良かったです。

つまり、9ドル以下の飲み物食べ物は無料。

どんなに船内で嫌なことがあっても、この福利厚生でチャラにできる人は、すごく楽しんで勤務できたと思います。

ビールが大好物で、勤務終了後、しこたまビールを買い込んで、部屋で打ち上げして、ストレスを翌日に持ち越さない器用なクルーもいました。私も楽しんだ方ではないでしょうか。勤務後、イタリアンジェラートをあほほど抱え、部屋で堪能していたし。(笑)

私の勤務目的は英語を話す機会を得ることと、豪華客船の旅を体験したかったこと。この2つは達成できたのでほとんど不満はありません。

ただ、予想外にいろんな角度からクレームシャワーを浴び、心が折れそうになった瞬間も正直ありました。

お客様の中には、変化やイレギュラーを最後まで受け入れることができず、朝から晩まで不平不満を言いにくるお客様もおられました。

全ての客船が日本製でないのと同じで、運営している会社は世界各国多種多様です。必ずそのお国柄、性格が船に現れます。

MSCはイタリアの旅客船。中で働いているクルーの半分くらいは東南アジアの方が多いです。日本人がいないことはありませんが、外国旅客船で日本流のおもてなしを受けるのは不可能です。

初めて外国旅客船の旅をされる方も多く、日本の高級旅館のようにかゆいところに手の届くようなおもてなしを期待していたであろうお客様方から、多々、クレームを受けました。

これは日本人だけではないと思いますが、パンフレットを読んでいない、概要を把握されていない方も多く、

「ちゃんと最初に説明してあるでしょ!」

「次回からは、飛鳥Ⅱにご乗船ください。」

「いくら支払って乗船しているの?値段相応ですよ。」

と言い返したくなる場面も多く経験しました。

バスタブがないこともそうですし、テレビも地上波が写らないことも記載されています。

船の中の閉鎖された空間の中でフラストレーションが徐々に溜まっていき、ぶつけるところがないから、私たちクルーに当たってくるんですね。


クルーメンバーは、何とかできる範囲、予算の範囲で必死にもてなそうと頑張っていたんです。だけど日本人って、1つ嫌なことがあると、それをずっと引きずる人々も多いんですよね。
これが国民性なのかもしれませんが、言葉が通じず、うまくコミュニケーションの取れない場面において、日本人側が、東南アジア系のスタッフに対して、エスノセントリズム丸出しで、非難している光景を目の当たりにして、この日本人には二度と船に乗ってもらいたくないなと思ったのは事実です。

これはクルーズ旅行だけに言えることではないですが、非常に耳に優しい言葉だけを並び立てて集客し、お客様のイメージと違ったということは、どんな場面にでもありうる出来事です。

特にクルーズの場合、何度も申し上げるように船の中と言う閉ざされた中で、お客様も気に食わぬところが1つでも発生すると、吐き出すところは限られてくるので、どうしても言葉の通じる日本人クルーへのあたりが強くなってきます。

何よりも、メンタルの強い方の方が向いている仕事かなと体験して感じました。

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