今回はカップルで行った方がより楽しめるスポットや観光地をご紹介していきたいと思います。新婚旅行や熟年ハネムーンに行かれる際は、ぜひ立ち寄ってみて下さいね。
1.Nソウルタワー(大韓民国・ソウル)
ソウル・南山(ナムサン)の頂上にそびえ立つ「Nソウルタワー」は非常にオススメです。
1年間に425万人以上の日本人観光客が訪れる韓国。
いろいろ歴史的見解などで溝ができてしまったりして、なかなか政治的には本当に仲良くすることはできない国同士ですが、文化的観点から見ると、国民同志の触れ合いは積極的に行われていると感じることは多いですね。
私も現地に行った時、大変親切にしてもらいました。嫌な思いをしたことは一度もありません。
日本人の韓国への旅行目的のランキングによると、
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韓国グルメを堪能する
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ショッピング
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エステ
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サウナ(汗蒸幕など)
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観光地巡り
となっていて、どちらかというと男性よりも女性の方が訪れる人が多い印象です。
そんな見どころも多い韓国において、カップルで行くなら、絶対に外せない観光スポットとしてお勧めしたいのは、南山(ナムサン)の頂上にそびえ立つ「Nソウルタワー」です。
ここは、日本でいう「東京スカイツリー」みたいなものです。高台からの眺めは絶景でした。
私はソウル繁華街の明洞の地下鉄の駅の出口からケーブルカー乗り場まで歩いて行きました。10~15分程度で到着します。看板が多く出ていますから、迷うことはありません。
バスも運行していますから、あまりにも暑い時期、寒い時期に旅行される場合はご利用ください。日本と違って公共機関はとても安いですよ。
ケーブルカー乗り場に到着。往復の代金の方がお得なので、そちらを購入します。
片道 | 往復 | |
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大人 | 6,000ウォン | 8,500ウォン |
子供 | 3,500ウォン | 5,500ウォン |
紅葉の季節は大変込見合い、待ち時間も20分を超えることがあるそうですが、それ以外の時期は待っても5分足らずです。
空中散歩の時間は約3分。ケーブルカーの運行間隔は10分程度で、非常にスムーズでした。
ケーブルカーの降車場からの風景も申し分ないくらいきれいです。この日は天候にも恵まれ、街が良く見えました。
ソウルの街もビルが競い合うように立っているんだなぁということを改めて感じます。
では、せっかくここまで来たんですから展望台へ行きましょう。展望台へは、タワー外のチケット売場で購入後、専用エレベーターに乗って上がります。(料金:大人/10000ウオン 子ども/8000ウオン)
エレベーターを降りたところがNソウルタワーの4階、デジタル展望台です。
タワーの高さは236mなんですが、243mの南山の上にあるため、合わせて海抜479mとなりソウルNO.1展望台です。この場所からの夜景も見事でしょうね。今度また行く機会があったら、夜景を堪能したいです。
快晴の日は、仁川(空港がある場所)方面の西海や北朝鮮方面まで望めることもあるそうですよ。
ちなみにここはデートスポットということもあり、2人で行ったら、チケット売り場でいろんなコンボチケットを勧められます。
1000ウォンしか違わないからということでタワーコンボチケットを購入しましたが、ポップコーンの量が半端なかったです。食べても、食べても減らないんです。夕飯がいらなくなるような量でした。
タワーコンボパッケージ 展望台2人+ポップコーン(L)1+飲み物(L)1杯 |
大人21,000ウォン、子ども17,000ウォン |
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ナチョコムボパッケージ 展望台2人+ポップコーン(M)1個+ナチョス1+飲み物(M)2杯 |
大人23,000ウォン、子ども19,000ウォン |
ビアコンボパッケージ 展望台2人+ポップコーン(L)1+ビール(M)2杯 |
大人26,000ウォン |
さて、ここは恋愛のパワースポットとしても有名な場所です。
ソウルタワー1階、2階、4階に設置された「愛の誓約」フォトフレームで、思い出を写真に残し、タワーに記録として残すこともできるんですよ。
また「愛の南京錠」というものも有名です。これは韓国のテレビ番組やドラマ等でよく登場しているものですね。南京錠は1つ8,000ウォン~、1階のショップにて売っています。
カップルの方は、この場所を訪れた記念に永遠の愛を約束しても、良い思い出になるかもしれませんね。思いを込めてNテラスにある柵やツリーにかけていきましょう。
※恋愛以外の祈願もOKだそうですよ。大学の合格祈願をしている学生さんの姿も見かけました。
余談ですが、私がこのタワーで一番感動したのがトイレ。とても斬新なデザインで、もちろん眺めも最高。トイレなので他のお客さんもいて撮影ができませんでしたが、ぜひ行かれた際はトイレもチェックしてみて下さいね。
レストランやショップも充実していて、デートスポットとしては申し分のない場所です。ソウルへ行かれた時は、ぜひ足を延ばしてみて下さいね。
アクセス |
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営業時間 |
月~金・日曜10:00~23:00(入場は22:30まで) 土曜10:00~24:00(入場は23:30まで) ※悪天候や諸事情で変動する可能性あり ※レストラン・カフェ等は店舗により異なります。 |
展望台入場料金 |
大人10000ウォン/子ども8000ウォン ※大人:満18才以上、子ども:満3~満12才 ※高齢者(65歳以上)は小人と同じ料金となります。パスポートが必要となります。 ※3才未満の乳児は無料(親1人あたり1人に限定) |
2.ビクトリアピーク(中華人民共和国香港特別行政区・香港島)
香港における観光名所の定番中の定番。ビクトリアピーク。
ここからの夜景は百万ドルの夜景と称され、今までも多くの観光客を魅了し続けてきました。
香港を訪れた人はたいてい行くのですが、夜景だけが見どころではありません。
できたら昼間の景色もサンセットも見てきてもらいたい。すべてを堪能するには、ビクトリアピークに15時くらいには向かわれることをお勧めします。
ビクトリア・ピークへのアクセス方法
- MTR 港島線「中環(セントラル)」下車。J2出口を出て、遮打花園を山側へ歩くと花園街に出る。 中国銀行ビルと長江集団ビルの間の花園道を上がるとピークトラム駅に到着。徒歩約10分。
- 中環スターフェリー乗り場前から「15C」というバスが、ピークトラム駅まで運行。 約3分。料金HK$4.2。 そこからピークトラムに乗り、8分ほどでピークに到着。
- 中環山頂(ピーク)行きの15番バス(ファーストバス)が、交易廣場(エクスチェンジ・スクエア)から運行。 約30分で到着。料金HK$9.8。
今回私が使用したアクセス方法は2です。
宿を九龍半島で取っていたので、フェリーターミナル出発の方が便利だったからです。「15c」のバスは1時間に4本くらいあります。
私は今回、どうしてもピークトラムに乗車したかったので、この手段を選択しましたが、行列が嫌い、時間がもったいないという方は3の手段をお勧めします。
ピークトラムは東京ディズニーランド並みの行列です。特に土日祝は60分から90分待ちです。覚悟しましょう。
私が行ったのは、年明けの1月2日。こんな日に行った私も悪いのですが、マジで90分待ち。皆、思い思いに携帯でゲームしたりしながら待つ人もいれば、黙って待っている人もいました。
私の目の前にいたカップルはずっと目の前でイチャイチャしていて、本当に楽しそうでした。
上の写真はこちらのチケットをもらうまで90分待ちです。このチケットは横断歩道を渡った先にあるチケットショップでピークトラムのチケットを購入できますよ、という通行証です。
この時、すでに16時半を回っていました。
単にトラムの往復チケットだけでなく展望台とコンボになっているチケットなども売っていますので、目的に合わせて購入して下さい。
ちなみに、私の旅仲間は、ピークトラムの行列を見て吐き気を催し、タクシーで山頂に向かったそうです。15分くらい乗って50HKドルくらいだったそうです。
2~4人で行く場合は、こちらの方がバスに次いで安くつきますね。タクシー乗り場には、山頂までのおおよその値段が書かれているため、目安になりますよ。
17時過ぎ、ようやくトラムとご対面です。多くの人が小さなドアをめがけて駆け込みます。運よく座れましたが、本当に疲れました。
こちらの写真のお二人は待っている間に仲良くなったカップルです。新婚旅行で年末年始に香港に遊びに来られていました。末永くお幸せに!
ピークトラムはとても整備が行き届いており、車内はきれいでした。ただかなりのスピードで山を上がっていくので、立ち乗りはしっかり掴まっていないと倒れてしまいます。
数分で山頂に到着。山頂の駅はピークタワーの中にあります。この中には様々なショップがいっぱいありました。
ユニークなものとしては、香港で大人気な「出前一丁」のお店があること。もちろんインスタントラーメンに具をトッピングして提供してくれるお店です。
お土産屋さんの中には香港名物の翡翠のお店もありますが、こちらの翡翠の方が油麻地にある翡翠市場よりも数段お値段が安く、きれいでした。
翡翠市場の翡翠は高くて埃で汚れているんですよ。お勧めできません。翡翠を買われるなら、こちらの方が断然お得です。
山頂に着いた時が17時15分くらいだったので、昼間の風景も少しだけ堪能できました。
私はスカイテラスのチケットを買っていなかったのですが、ピークタワーの3階までは無料で行けますので、そこのスカイデッキから楽しみました。そこでも十分に香港の街並みを楽しむことができます。天候にも恵まれていたため、活気あふれる香港の街が一望できました。
さらに高い所から見たい場合は、ピークタワー最上階にあるスカイテラスの展望台に行って下さい。
入場料 | 大人:HK$30、子ども:HK$15(3-11才)、シニア:HK$15(65才以上) |
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営業時間 | 月-金 10:00-23:00、土日祝 8:00-23:00 |
※ピークトラムのチケットと合わせて買った方がお得。このチケットはトラムチケット売り場で購入可能。
さて、サンセットを見るためにピークタワーの1階出口に出ます。
そこには旧型のトラムも展示されていて、子どもたちがはしゃいでいました。この中には観光のインフォメーションセンターもありますよ。
日の入りが始まったのが18時近く。ピークタワーの向かいにある遊歩道からサンセットを拝むことができました。
遮るものが何もなく、本当に太陽が落ちていく様子を見ることができます。この瞬間を見たいと多くの人が遊歩道に集まっていました。
ちなみに遊歩道からは人が多くて撮影が難しいですから、ピークタワー側からレンズを構えた方がきれいに撮影できますよ。
残すは夜景観賞のみ。でも完全に陽が沈むまではまだ時間があります。私はここで腹ごしらえ。ピークタワーの中にはいろんな食事処があります。
出前一丁のお店も気になったのですが、お金を払ってまでインスタントラーメンを食べる気になれず、大好物のバーガーキングへGO!相変わらずクオリティの高い、ハンバーガーでした。
食後はすぐにトイレへ。混雑時はトイレも30分待ちです。私の時は20分待ちでした。ちょうどトイレを済ませたころ、外は真っ暗。ようやく夜景観賞の時間です。
私は獅子亭展望台の方へ向かいました。ここも無料展望台とあって、多くの観光客で賑わっていました。
この場所から眺める夜景は、世界3大夜景(函館・ナポリ・香港)の1つ称されるくらい、非常に綺麗でした。ピークタワー最上階のスカイテラスから夜景観賞をしたことがある旅仲間に感想を聞くと、遮るものがない分、夜景の迫力は違う、と言っていました。
こちらはどうしても無料とあって常に混雑していますから、恋人同士、ロマンティックな気分を味わいたいならば、スカイテラスの方へ行った方が良いですね。
そちらにはビクトリアハーバーを一望できるレストランもありますので、デートには最高だと思います。
注意しなければならないのは、このようなおじさんもうろうろしていることです。
このインド系のおじさんは、中学生レベルの英語を駆使して、観光客に声をかけ、手品を披露してきます。付き合うと、あとでチップを要求してきますから注意です。
観光客の9割が訪れるというビクトリア・ピーク。ぜひ百万ドルの夜景観賞だけでなく、絵のように美しいサンセット等も見てきて下さいね。
カップルの方は、スカイテラスの展望レストランで過ごす夜もおすすめ!きっと良い思い出の1つになると思いますよ!
3.ロデオドライブ(アメリカ合衆国・ロサンゼルス)
高級住宅地として世界中に知られているロサンゼルスの「ビバリーヒルズ」。
そのビバリーヒルズエリアの中にあるロデオドライブは、言わずと知れた高級ブティック街として有名ですね。ハリウッド俳優もいっぱい住んでいるエリアなので、「有名人に会ったら、どうしよう…。」と期待しながら街を散策してきました。
こちらのホームページにはMAPもあります。散策の際は活用して下さいね。
ビバリー ウィルシャー ビバリーヒルズ (フォーシーズンズ ホテル)は映画「プリティウーマン」「ビバリーヒルズコップ」の舞台となった有名なホテルです。
プリティウーマンが大好きな私は、このホテルが一番感動しました。宿泊料金は最低でも1人5万円程度はかかってしまう高級ホテルなので、宿泊は断念。
でも中に入ることはできますから、ちょっとホテル内をぶらぶら。ちゃっかりとトイレ休憩もしてきました。ほんと、高級感漂うトイレで、使用しながら非常に緊張したことをよく思えています。落ち着かなかったですね。(笑)
ロデオドライブ内は高級ブランドショップばかり。プラダやグッチ、フェンディ、ディオール、ルイ・ヴィトン、カルティエ、ティファニーなど日本でもおなじみのブランドがずらり。
実際にお店に入って、ちらちら商品を眺めていたのですが、高級品ばかりとはいえ、日本で購入するよりもずいぶんと安いなという印象。彼氏にブランド物をおねだりするなら、日本よりもロデオドライブの方がいいかもしれませんね。
街角には見たこともないような高級車が停まっていたりして、非日常的なシーンを何度も目にしました。歩いているだけでテンションが否応なしに上がってきます。
とてもおしゃれなオープンカフェも多数あり、地元の人たちが優雅にティータイムを楽しんでいました。
ここでたまにハリウッドスターがお茶をしていることがありますよ!とガイドさんが教えてくれましたが、お茶している人たちがみんなハリウッドスターに見えるほど、いちいちオシャレで、風格があるんですね。
ヨーロッパ風の街並みが美しいトゥーロデオの前では、多くの観光客がシャッターを切っていました。私が行ったときは夕方近くだったので順番待ちはありませんでしたが、昼間は順番待ちになることもあるそうですよ。
私はツアーで行ったので限られた時間ではありましたが、普通に観光を楽しむことができました。
ショッピングも十分に楽しみたい、セレブ御用達のショッピングモール「ビバリーセンター / Beverly Center」にも足を延ばしたいなどありましたら、個人で行かれた方が良いかと思います。
最後にいくつかの交通手段をご紹介したいと思います。
- ダウンタウン・ロサンゼルスからレンタカーで行く場合
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お勧めのルートは、フリーウェイのI-405をサンタモニカブルーバードで降りて、そのままサンタモニカブルーバードを東に行くルートです。
ロデオドライブ周辺にある公共駐車場は、どこでも90分無料ですから、ちょっとロデオドライブの様子を楽しみたい時など、サンタモニカ観光のついでに気軽に立ち寄ってもよいかもしれませんね。 - ダウンタウン・ロサンゼルスからバスで行く場合
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5th Street/ Flower Streetの乗り場からサンタモニカ行きの720番のバスで向かうことができます。
本数は結構あり、所要時間は40分程度で到着します。(交通事情により前後します。) - ロデオドライブ以外にも観光地を巡りたい場合
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旅仲間は、「ホップ・オン・ホップ・オフ・ダブルデッカー」という乗り降り自由のバスで、ロデオドライブ周辺を観光したそうです。
このバスはスターライン・ツアーズという会社が運営している、ロサンゼルスの主要な観光スポットを巡回するバスで、レッド、イエロー、パープル、グリーン、ブルー、オレンジといった6つのルートで運行されています。
チケットは24時間乗り放題、48時間乗り放題など時間単位で販売されています。
6つの路線のうち、レッドとイエローの2つの路線がビバリーヒルズ・ロデオドライブ周辺を通っており、いずれもハリウッドやサンタモニカ方面に向かったり、1日で複数の観光スポットを行き来したりする場合に利用すると便利です。
限られた時間の中で、いくつかの観光名所を効率良く回りたいときには便利なバスですね。
まとめ
- Nソウルタワー(ソウル)はレストランやショップも充実していて、デートスポットとしては申し分のない場所です。
- ビクトリアピーク(香港)は百万ドルの夜景観賞だけでなく、絵のように美しいサンセット等もオススメ。
- ロデオドライブ(ロサンゼルス)は言わずと知れた高級ブティック街として有名。雰囲気も優雅で最高です。