私は高校教師なのでよく授業中に旅先のエピソードなどを話すようにしています。
すると生徒さんから、いろんな質問が飛んでくることがあります。

そこで結構多いのが

「なんで中国の飛行機会社を使うの?」

という質問です。

これはマスコミも悪いと思うのですが、どうしても中国は粗悪、自分勝手、自己主張ばかり強い、などあまり良いことを報道しないですよね。中国の良い点もありますが、報道しても利益に結び付かないからでしょうか。向こうも日本の欠点ばかり報道してしまうことも多いから、それはお互い様かもしれません。

このような関係性から、何で評判がよろしくない中国の飛行機会社ばかり使用するのか、生徒さんは疑問に持つのでしょう。

中国東方航空を利用してみて実際どうなのか?

中国東方航空はやはりかなりルーズだった

中国東方航空

中国東方航空

中国東方航空を利用してみて実際どうなのかというと確かにまず、ルーズです。

年末年始に行った香港・マカオ旅行においても中国東方航空を使用したんですが、案の定、飛行機が定刻で飛ばないんですね。この時は毎度でした。

小松空港⇒上海浦東国際空港で、実際は40分の遅れ。上海浦東国際空港⇒香港国際空港までで、1時間の遅れ。

この時は欧米諸国の観光客が搭乗口カウンターのスタッフに詰め寄っていました。何のアナウンスもないんです。

漏れ聞こえてくる英会話を聞いていたら、「準備しているから待ってて~」、とのこと。大した機内サービスじゃないんだから、早くせいや、とは心の中で思いましたが、基本的に中国系の飛行機会社は遅れても謝りません。

実際、香港到着が40分遅れてしまい、ホテルのチェックイン時間に間に合うかがとても心配でしたので、久しぶりに空港内をダッシュしました。

帰国時も上海浦東国際空港から小松空港まで40分の遅れ。

出発時間に搭乗口にのろのろと機長やCAが歩いてくるんですね。遅れてもいいじゃん、出発するんだし、くらいに開き直っているようにも受け取れて、これは腹が立ちました。

中国東方航空には基本座席モニターがなかった

中国東方航空の機内
中国東方航空の座席もの入れ

基本的に機内は、よっぽど新しい飛行機(ボーイング777とか)じゃない限り座席モニターはありません。だから見づらいですが映像を見たい方は、数か所にセットされているモニターを見つめます。

私はずっと本を読んでいたりしていますね。それからついでに言うと座席のもの入れは壊れていることが多いです。直さないんでしょうね。

中国東方航空の機内食はワンパターン

中国東方航空の機内食
中国東方航空の機内食
中国東方航空の機内食
中国東方航空の機内食

機内食は毎度ワンパターンでした。乗継便において、2回連続で同じ機内食が出てきた時はさすがに驚きました。(笑)

中国東方航空で提供されたアイスクリーム

でも機嫌がいいと(笑)このようにジャイアントコーンの中国版みたいなアイスクリームが提供されます。味は懐かしい味。なかなか今の日本では出会えなくなった素朴な味です。

LCCより格安で航空券をゲットできることもある中国東方航空

サービス・運行に関しては、大手の航空会社らしからぬことも多い航空会社ですが、なぜ使用するのか、それの理由の一つには航空運賃が安いっていう理由があります。

予約する時期によっては、なんとLCCより安く航空券をゲットできることがあるくらいです。

年末年始に行った香港・マカオ旅行においても小松空港⇒上海浦東国際空港⇒香港国際空港の往復で30,130円という破格の安さでした。LCC並みの値段でさらに機内食がついてくるわけですね。

ただ機内食は先ほど紹介したレベルですし、味も日本の航空会社に比べたら落ちます。だから、上海浦東国際空港では登場する前に売店でカップ麺を買って、先に食べている人も見かけます。

上海浦東国際空港の売店
上海浦東国際空港でカップラーメンを食べようとしてる人

上海浦東国際空港にはいたるところに、お湯を無料で入れられるスペースがあります。人気があるのは韓国の「辛」ラーメン。今度使用することがあったら、食べてみようかな。

しかし、航空券が格安な以外にこの航空会社を選ぶメリットがあるのでしょうか。それがあるんです。

そこで、海外旅行好きの私がこの航空会社を優先的に利用する3つの理由をまとめてみました。

1.地方都市に乗り入れしているから

地方在住の人間にとって、離発着の多い大都市圏にある空港まで大きな荷物を持ったまま移動するのは大変なことです。そして国内移動の交通費も馬鹿になりません。

私の場合は、大都市圏発着の航空運賃(+地方からそこへ向かう往復交通費も含む)と、最寄りの地方空港発着の航空運賃を比べ、安く上がる方を選択しています。中国系の航空会社は結構地方都市へ乗り入れており、上海経由で様々な都市へ飛ぶことが可能になってきました。

私の旅仲間の中にも大都市への国内移動代金を考えたら、中国系の飛行機だけど安く抑えられるからという理由で、使用している旅人もいっぱいいます。

乗継便なので、空港内での待ち時間など生じてしまいますが、無駄な出費は押さえたいという人には、ぴったりな航空会社です。

2.危険な航空会社ランキングに入っていないから

旅人なら、必ずチェックするランキング。今年も出ました。

2017年最新版危険な航空会社ランキングありのまとめ記事

見ていただいたら分かりますが、中国系はランキングには入っていないんですね。いろいろ細々とした問題がある航空会社が多い中国系ですが、とりあえず事故率は低い。これって大事ですよね。

3.IS(イスラム国)に対する空爆行為に参加していないから

こちらは今の時代、航空会社を決める上で、とても重要なファクターです。

アメリカ合衆国と有志連合は2014年8月以来、ISへの攻撃を続けています。ロシアなど有志連合に参加していない国も空爆を行なっています。トルコやヨルダン、サウジアラビアといったアラブの諸国も小規模ですが空爆を実施しています。

IS(イスラム国)に対して空爆行為をしている上位3カ国は、アメリカ合衆国、ロシア連邦、フランスです。

CNNニュースより:ISISを空爆している国はどこか

積極的に空爆行為を行い、その後どうなっているでしょうか。フランスでもテロが複数回にわたりありました。ロシアの飛行機がエジプトで墜落し200人以上が死亡する痛ましい事故も起きました。これもISから犯行声明が出ています。

「イスラム国」と戦う有志連合の主な顔ぶれ
(50秒で読めるニュースより)

IS問題の根本は、貧困問題です。この点が改善されない限り、ISの武力攻撃は収まらないのです。素人考えでしょうが、先進国の人々は、空爆に積極的に参加するのではなく、もっと真剣に貧困問題に取り組むべきだと思うのです。暴力行為は相手の暴力行為を促します。

今は飛行機だけじゃなく、空爆に積極的に参加している国への渡航も厳しいなと思うことがたびたびあります。年末年始に、後方支援に参加しているドイツに行った同僚が、テロに遭遇する事態に見舞われました。攻撃に参加していなくても、標的にされることがあるのだと知り、恐怖を覚えました。

表とCNNのニュース記事を見ていただいたら分かりますが、中国は空爆には一切関与していないんですよね。もちろん、中国国内にもイスラム教徒が2000万人以上住んでおり、ISもウイグル自治区周辺で聖戦(ジハード)を呼び掛けたりしている行為の報道もあるので、安心はできません。しかしISに関しては、有志連合に加盟しておらず、空爆に参加もしていないので、まだこの分野のテロは安心かと考え、中国系の航空会社を選択してきました。

空爆上位3カ国の飛行機に乗ること、怖くないですか?その国へ渡航することも怖くないですか?

特にアメリカはトランプ大統領の誕生により、危険度が高まったように思えます。

今は、ISだけでなくテロ行為を行う人たちも出てきて、その人たちがもたらす危険を回避しながら海外旅行をする時代に入りました。あえて報復テロの危険性が高い国の航空会社を使用する必要性はありません。

このように中国系の航空会社はサービス・質の面から見たら、うーんという点も多いですが、多面的に見た場合、メリットも多い航空会社です。
まだ利用したことのない方は、ネタにもなりますので、一度旅行で利用してみてはいかがでしょうか。